今回はお話しは、こんな人におススメですよ。
- 車一括査定はトラブルも多いって聞くから不安…
- 契約した後なのに「査定額の減額」って本当にあるの?
- 契約までしておいて、今更減額とか許せない!どうしたらいい?
カモネギ店長です。
今回は、【Q&A】企画。
【車一括査定で契約したら、翌日「査定額の減額」の連絡がきた!どうしらいい?】って質問にご回答していきたいと思います。
「車一括査定は愛車が高値で売れるらしい…」
「高値で売れたら、そのお金をもとに〇したり△買ったり。あぁ楽しみ」
そんな淡い期待も持ちつつ挑んだ車一括査定。
「しつこい電話営業」にも打ち勝ち、一番高い査定額の買取業者と契約を交わした。
あとは「買取業者からの振込み」を待つのみ。。。
わくわく
ワクワク
WAKUWAKU
が…
このときのあなたはまだ知らない。
翌日かかってくる買取業者からの電話が、あなたを絶望の底に叩き落すことになるとは。
そう、
買取業者が電話であなたに伝えたこと。それは?
「査定額の減額」
- なめんじゃねぇ
- それ詐欺だろうが
- このおたんこなす
被害にあった人の気持ちを代弁してみましたが、わかりますよ。
そういいたいのは。
ただ、この「契約後の査定額減額」問題ってたまに発生していることで、内容が内容なだけに車買取に関するトラブルの中でも「抜群にもめまくる」可能性の高い問題でもあります。
なので、「今まさに減額食らって困っている」という人だけでなく、「これから車を査定に出そうと思っている」っていう人も、ぜひ今回のお話しを参考にしてみてください。
プロのクセに「後だしジャンケン」で査定額を変更してくるような輩(やから)の言いなりにならないよう、対策を練っておきましょうね。
ってことで、始めていきましょう。
目次
【Q&A】車一括査定で契約したら、翌日「査定額の減額」の連絡がきた!どうしらいい?
【車一括査定で契約したら、翌日「査定額の減額」の連絡がきた!どうしらいい?】
この質問に対する回答は以下の通り。
【Q&A】車一括査定で契約したら、翌日「査定額の減額」の連絡がきた!どうしらいい?
- 手順①:しっかりと理由を確認する
- 手順②:査定額が変わる可能性について説明を受けていないことを伝える
- 手順③:それでもダメなら「しかるべき機関」に相談
一つずつ解説していきますね。
手順①:しっかりと理由を確認する
【車一括査定で契約したのに「査定額の減額」の連絡がきた】そんな時の対策手順①は、「しっかりと理由を確認する」
これですね。
- ふざけんな!
- 詐欺師やろう!
- おたんこなす!
そういいたい気持ちはわかりますが、ここはいったん冷静になって「理由」を確認するようにしましょう。
っというのも、理由次第では反論の余地が大いにあるからですね。
例えば、買取業者がいう「減額の理由」には以下のようなものがあります。
「査定額減額の理由として多いもの」
- 自社に持って帰って再度査定をしてみたら「修復歴」が見つかった
- 自社で整備をしてみたら、大きな不具合が見つかった
- 売主が言っていたことと車の状態に大きな差が見つかった
理由③に関しては致し方ない部分はありますが、①②に関しては十分に反論の余地があるので、その点を踏まえつつ深掘りしていきましょう。
減額理由①:自社に持って帰って再度査定をしてみたら「修復歴」が見つかった
減額の理由①は、【自社に持って帰って再度査定をしてみたら「修復歴」が見つかった】というもの。
減額の理由として一番多いがこれですね。
買取業者というのは、実は2回査定を行います。
1回目は出張査定時。
つまり、ユーザー(売主)のもとに出張して行う査定です。
そして、2回目が「契約後」に車を自社に持って帰ったあとに行う査定ですね。
今回話題の「査定後の減額」は2回目の査定ののちに発生します。
ようは、「1回目の査定で見抜けなかった修復歴が2回目で確認できたから減額」ってパターンです。
「修復歴」がある車は、そうでない車に比べ大幅に価値が落ちるので、査定額を変更しないと買い取った側が大損することになる…
買取業者も「損しちゃたまらん」ということで減額の連絡を入れてくるんですね。
当然、減額されるユーザーは納得いかない。
でも、そんなこと買取業者もわかっていて「抜かりなく」準備をしています。
それが、「契約書の隅に減額の可能性を書いておく」って方法。
もし契約書を目にすることがあれば是非探してみてください。
契約書の端の方にすっごく小さい字で「車の状態により査定額が変更する可能性があります」的なことが書いてありますので…
売主としては気づかないことがほとんどなんですが、「契約書に書いてある」という事実を盾に、買取業者は堂々と「査定額の減額」を要求してくるんですね。
ほんとセコい方法ですが、「契約書に書いてあるから…」と折れてしまうユーザーが多いのも確かです。
減額理由②:自社で整備をしてみたら、大きな不具合が見つかった
減額の理由②は、【自社で整備をしてみたら、大きな不具合が見つかった】というもの。
これも「修復歴」の次に多い減額理由です。
例えば、「リフトアップしてみないとわからないような損傷」や「試走してみないと気付かない不具合」なんかを言います。
ユーザーのもとに出張して査定できるのは、外装表面やボンネットを開けてみることができる範囲、下をのぞいて見える範囲に限られます。
なので、当然のことながら「下回りの奥のパーツ」や「走行中の音でわかる車の不具合」なんかは正しく把握することができないんですね。
そんな理由もあり、こうした「不確定要素」が2回目の査定で発覚した場合に「減額だ!!」ってなるわけです。
減額理由③:売主が言っていたことと車の状態に大きな差が見つかった
減額の理由③は、【売主が言っていたことと車の状態に大きな差が見つかった】というもの。
ようは、「ユーザー(売主)が愛車を高く売りたいがために、車の状態に関して嘘を言った」場合です。
買取査定を受けると必ず次のような質問を受けます。
- 「いままで事故をしたことがありますか?」
- 「どこかにぶつけた・こすったことがありますか?」
- 「中古車で買った際に「修復歴がある」といわれましたか?」
こんな感じ。
こうした質問に対し、「事故ったことがあるって言うと査定額が下がるかも…」と「何もないですよ!」と嘘をついてしまった場合…
「嘘つきましたね?」って査定額を下げられる可能性があります。
これもたまにある事なんですが、結論から言うと「嘘はやめたほうがいい」ですね。
査定員はユーザー(売主)から聞いた情報を参考にしつつ査定を行いますので、その情報に「嘘」があった場合、査定の精度が落ちることになります。
ということは、査定ミスがあってもそれはユーザーの責任と言えなくもないわけです。
たとえ、嘘をいった箇所とはあまり関係ないところに「不具合」があったとしても、「嘘の情報をもとに査定をした結果」と言われてしまえば、ユーザーの立場は悪くなってしまいます。
なので、査定員から車の状態に関して質問を受けた場合は「嘘」はつかないようにしましょう。
嘘をついて良いことは何もありません。
手順②:査定額が変わる可能性について説明を受けていないことを伝える
さて、「査定額の減額」の連絡が来た場合は「まず理由を確認する」というお話しをしてきました。
結論から言ってしまうと、③の場合、つまり「ユーザーが車の状態に関して嘘を言っていた」場合は残念ながら減額を受けれざるを得ない場合が多いです。
「実際に車を見ているんだから嘘も見抜け!」ってユーザーもたまにいますが、倫理的にも法的にも嘘を言っている人の立場は悪くなるので、車の状態に関して嘘はつかないようにしましょう。
以上を踏まえ、
【車一括査定で契約したのに「査定額の減額」の連絡がきた】そんな時の対策手順②は、「査定額が変わる可能性について説明を受けていないことを伝える」
これですね。
大前提として、「査定額が変わる」ということはユーザー(売主)にとって非常に重大なことです。
だって、高く売りたいがために査定に出しているわけですから。
それを、事前の説明も無しに「査定額を変更する」というのは不誠実…というか不正としか言いようがありません。
保険販売の場合、販売者は契約者が不利益を被らないために「重要事項説明書」という契約に関する重要事項を説明する必要があります。車の査定における「査定額変更の可能性」に関しては、保険で言う「重要事項」レベルですので、説明しない方が悪いと言えます。
なので、事前説明もなしに減額通告をされた場合は、「そんな重大なことは事前に説明をしてもらわないと困る」とはっきり伝えましょう。
そもそも、あとで査定額を買えられるなら何社も査定を受ける意味がないですし、契約自体なんの意味も持ちません。
ここまで言っても「減額一点張り」の買取業者は「悪徳」と言っても差し支えないレベルなので、「契約のキャンセル」も選択肢に入れておきましょう。
契約のキャンセルを要求すると「キャンセル料は一律〇〇万円です」的なことを言ってくる業者がいます。ただ、キャンセル料は「実費分」が原則なので「一律」と言ってくる時点で「悪徳」決定と考えていいでしょう。そういう業者と話しあってもらちがあかないので、さっさと手順③に進みましょう。
手順③:それでもダメなら「しかるべき機関」に相談
【車一括査定で契約したのに「査定額の減額」の連絡がきた】そんな時の対策手順③は、【それでもダメなら「しかるべき機関」に相談】
これです。
残念なことに、「査定額の減額トラブル」というのは、昔ほどではないにしろ今でもそれなりに起こっていることです。
実際、その多くが売主の泣き寝入り…で終わっているのが実情ではないでしょうか?
しかし、そういった状況を解決すべく様々な組織が消費者を守るため積極的に動いています。
なので、一通りこちらの主張を伝えて、それでも買取業者が「減額一点張り」の場合は「しかるべき組織」に相談するようにしましょう。
彼らにとっては「よく受ける相談」なので、親身になって話しを聞いてくれると思いますよ。
「査定額の減額トラブルで相談すべき組織」
相談をする際は、感情的にならず以下の事を伝えるようにしましょう。
- 業者の名前
- 事前に減額の説明がなかったこと
- こちらの主張を伝えた後に買取業者が言ってきたこと(キャンセル料についてなど)
あとは、相談相手がいろいろと質問してくれるので嘘偽りなく回答していけばOKです。
先ほども言いましたが、この手の相談は相手にとって慣れっこです。
- 「あぁまたこのパターンね」
- 「またこの業者か」
みたいな感じで解決策を提示してくれるので、安心して相談しましょう。
大丈夫。
相談相手はあなたの味方です。
まとめ
さて今回は、【車一括査定で契約したら、翌日「査定額の減額」の連絡がきた!どうしらいい?】問題についてお話ししてきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
まとめるとこんな感じ。
【Q&A】車一括査定で契約したら、翌日「査定額の減額」の連絡がきた!どうしらいい?
車に限らず、買取査定に査定額変更のトラブルはつきものです。
とはいえ、車の買取となるとその額も他の商品とは比べものにならず、トラブルも深刻化しやすい傾向にあります。
もし運悪くこうしたトラブルが起こった時は今回紹介した方法で乗り切ってもらえればいいのですが、一番は「そもそもトラブルを起こさない」ことが重要ですね。
そうした「トラブルを未然に防ぐ方法」ももちろんありますので、興味のある方は以下の記事を参考にしてみてください。
これから買取査定を受けるという人にはとても役に立つ情報だと思います。
また、車一括査定を含む車の売却交渉では、「ちょっとしたコツ」をつかんでおくと上手く行きやすいです。
そういった「交渉術」については以下の記事で詳しくお話ししているので参考にしてみてください。
- 「へぇ~買取り査定ってそんなカラクリがあるんだぁ…」
- 「うわぁ…無意識で査定員の術中にはまっていたかも」
っといった発見もあると思いますよ。
車の売却は額が大きいだけに、トラブルも大きくなりがちです。
トラブルを起こさないに越したことはありませんが、もし起こってしまった時は、今回紹介した手順を試し「より迅速に」「より安全に」問題解決してくださいね。
大丈夫。
きっとうまくいきます。
っといったところで、今回はこのへんで。
最後までありがとうございました。