Q&A

【Q&A】車を買取査定にだそうと思います。ノーマルに戻した方が査定額があがりますか?

カモネギ店長

今回のお話しは、こんな人におススメですよ。

  • 車を売ろうと思いますが、格好よくカスタムしてるので高く売れますか?
  • この車には結構お金をかけてきたから、そのぶん高く売れる?
  • この車、友達にも評判良いです。高く買ってください!

カモネギ店長です。

今回は【Q&A】企画。

「車を買取査定にだそうと思います。ノーマルに戻した方査定額があがりますか?」という質問をテーマにお話ししたいと思います。

★カモネギ店長:プロフィール★


欲しくて欲しくてたまらなかったマイカー。

ようやく手に入れたら、それはもう「第二のマイホーム」です。

「可愛いハンドルカバーを付けて、アルミはシックなやつに変えて、ついでに車高も下げちゃおうかな?」

って…

気持ちはわかります。

わかりますよ。

痛いほどわかるんですが…

が…ですよ?

それやっちゃうと「売るときの査定額」に悪影響がでるので注意しましょうね。

っということで今回は、
「車を買取査定にだそうと思います。ノーマルに戻した方が査定額があがりますか?」という質問をテーマに、「愛車を売る時はいじった車をノーマルに戻すか、ノーマル部品を大切に保管しておいた方がいい理由」についてお話ししたいと思います。

いいですか?

自分の「かっこいい」が他人の「ダサい」ってことは多々あります。

多少酷な宣告ですが、愛車を売る時に後悔しないよう、ぜひ最後までお付き合いください。

それでは始めていきましょう。

【Q&A】車を買取査定にだそうと思います。ノーマルに戻した方が査定額があがりますか?

「車を買取査定にだそうと思います。ノーマルに戻した方が査定額があがりますか?」

この質問に対する結論は以下の通り。

絶対ノーマルがいい

まぁこうなります。



いやわかります。

  • 「これ格好いい!」と即買いしたアルミホイール
  • 「これ可愛い!」とアマゾンでポチったハンドルカバー
  • 「低い車が最高!」っと貯金をはたいて買ったダウンサス

でもね?

残念ながら、これら全部…

マイナス査定です。

ホント酷な宣告ですが、これが事実なんですね。




じゃ、なぜ売る時はノーマルがいいのか?

車をいじる時もノーマル部品は残しておいた方がいいのか?

この理由について深掘りしたいと思います。

結論:ノーマルが一番査定額が高くなりやすい

特例を除き、車の査定額は「ノーマル」が一番高いと考えて間違いありません。

理由は以下の3つ。

車の査定額は「ノーマル」が一番高い理由「3選」

  • 理由①:自分の「かっこいい」が他人の「ダサい」になることはよくあるから
  • 理由②:多くの人がノーマルの車が欲しいと思っているから
  • 理由③:外国の人は「余計なことをするな」と思っているから

一つずつ解説していきますね。

理由①:自分の「かっこいい」が他人の「ダサい」になることはよくあるから

いきなり酷な話になりますが…

車の査定額は「ノーマル」が一番高い理由①は、【自分の「かっこいい」が他人の「ダサい」になることはよくある】から。

ちょっと感覚的なことなんですが、「香水」とか「洋服」とかの好みに似ています。




例えば、他人の香水のキツさが気になったことありませんか?

あれって当の本人にとっては「最高の香り」なんですが、他人にとっては「キツい臭い」だったりします。

洋服も同じで、本人としては最先端のファッションだと思っていても、他人から見ると「それはちょっと…」ってことありますよね?

車であれば「乗る人の年齢」もかかわってくるので、より「自分にとってのかっこいい」が他人に受け入れられにくくなってきます。

例えば、スズキのワゴンR。

言わずと知れた人気車両で、年代性別を問わず乗っている人がいますね。

でも、10代のユーザーが「ちょっとやんちゃなカスタム」をした車を50代の人が喜んでのるか?というと、答えNO!

これって、10代の子が持ってる「ぬいぐるみのキーホルダーが大量についたバック」を50代の人に強要するようなもの。

強要される本人も「いや…バックだけでいいんだけど…この大量のぬいぐるみはずしていいかな…」って思うに決まってますよね。

「似合う似合わない」の話しではないので誤解無きよう…あくまで一般論として「好み」の話しです。(;^_^A

以上のように、自分にとってどんなに「格好いい」車でも、他人にとっては「ちょっと…」ってことはよくあります。

なので、売る際の査定額が気になるのであれば、カスタムしたり内装をデコレーションする時は「他の人はどう思うかな?」ってことを少し意識してみましょうね。

理由②:多くの人がノーマルの車が欲しいと思っているから

車の査定額は「ノーマル」が一番高い理由②は、「多くの人がノーマルの車が欲しいと思っている」から。

これは道路を走る車を見てみるとよくわかります。

目の前を走る車20台くらいを見て、「これはいじってるな」っていう車があるか?確認してみてください。

恐らくほとんどがノーマルで、手が加えられた車は見当たらないと思います。

まぁ50台も見れば見つかるかもしれませんが、そのいじってる車の中に「自分の好みにピッタリな車だ!」っていう車は「ほぼない」でしょう。


この事実がなにを示しているのか?

つまり…

大半の人は「ノーマルの方がいい」と思っているってこと。



もちろん、買った後に「自分好み」に手を加える可能性はあります。

でも、少なくとも「他人の好みに仕上がった車」が欲しいという人はほとんどいないでしょうね。

さっきも言いましたが、中古車の価値は「他人がどれくらい欲しがるか?」で決まります。

そして、「車をいじる」という行為は、基本「他人が欲しがらなくなる行為」です。

なので、売却時の査定額が気になる人は、愛車をいじるときも「他人はノーマルが好き」ということを頭に入れておきましょう。

その意識があるだけで「いじりかた」も全然違ってくると思いますよ。

「加工が必要な改造」は要注意です。特殊なスピーカーやエアロ、スポイラーなんかは、パーツによって車体に加工が必要な場合があります。一度付けた傷は消えることはありません…

カモネギ店長

買い取ったプリウスを他のお客様にご提案したことがありますが、社外のアルミとダウンサスが付いていたので購入を断られたことがあります。そのお客様は「ノーマルアルミが一番走行のバランスが良くて燃費もいいのに、なんでこのプリウスはわざわざ性能を落とすような改造をしているんだ!」っといわれていましたね。

理由③:外国の人は「余計なことをするな」と思っているから

車の査定額は「ノーマル」が一番高い理由③は、【外国の人は「余計なことをするな」と思っている】から。

「外国の人?」って思ったひともいるかと思いますが、日本車って外国にとても人気があり大量に輸出されています。

国内で流通する中古車の約3分の1が海外に流れているという現実。

年式が新しい車から古い車まで、「捨てるような車はない」ってくらいに世界で重宝されているんですね。

日本は「車検制度」がしっかりしています。でも、世界的にみると「車検制度」が整った国は珍しいんですね。つまり、日本の中古車は定期的に整備された良質な車として評価が高いわけです。


例えばタイという国。

私も行ったことがありますが、日本車であふれています。

個人の私用車からタクシーといった業務用の車まで、ちょっと道路をみたら「ここは日本か?」ってレベルで日本車が走っています。

でも…

日本車をタイに持ち込むときの関税率知ってますか?


約80%

そう、100万円の車を日本から輸入するのにタイでは180万円必要になるんです。



こうした「関税事情」はタイに限らずどの国にも存在します。

それなのに世界中で日本の中古車が求められる理由は?



第一の理由は、先ほど紹介した「日本の中古車の質の良さ」です。

日本では「定期的に車両整備をしなければいけない」ということが法によって決まっているので、外国の車に比べ車の質が格段に高くなっています。

購入時に安くても、しょっちゅう壊れて修理費用が必要となる車より、多少高くても壊れにくく安心して乗れる車の方が評価が高いのは当たり前。

特に車をつかって仕事をしているって人にとっては、「車が安定して動く」というのは生命線になってきますからね。



そして第二の理由。

これが今回のテーマに関連した理由になるんですが…

結論、現地では買えない仕様の車が手に入るから。

例えば、トヨタのアルファード。

言わずと知れた高級車で人気車両です。

トヨタは世界的にも人気があるメーカーで、なおかつ会社としての規模もかなりデカいので、世界中に生産工場を持っています。

なので、わざわざ関税がかかって高騰した中古車を買わなくても、地元で新車が買えるわけです。



が…

それでもあえて輸入された新車より高い中古車を買う人たちがいます。

なぜか?

日本にしかない仕様の車があるから。

これなんですね。

もちろん、こうした需要はすべての車種にあてはまるとは言いませんが確かに存在します。



例えば、ホンダのアコードやトヨタのRUV4。

日本で生産したものと外国で生産したもの、明らかに顔(グリル部分のデザイン)が違うんですね。

理由は、日本人と現地外国人のデザインの好みは違うので、現地で売ろうと思うとデザインも現地のお客さんに寄せる必要があるから。

でも、外国人の中にも一定数「普通じゃ満足できない」人がいるわけです。

つまり…

「他人の持っていないものが欲しい」

こういう人が。

簡単に言うと「現地で買えないもの」

言い換えると「日本でしか作っていないもの(ノーマル)が欲しい」ってこと。


それなのに、日本製のノーマルホイールを捨て外国人がよく知らない社外製のアルミホイールに交換する。

よくわからないエアロを付ける。


外国人からしたら…

「余計なことはしないで!」

って言いたくなるのも無理ありません。

結果、「買いたい外国人」は減るので当然買取価格は下がることになります。


なのでいいですか?

車は、買ったからには「第二のマイホーム」です。

でも、リセール(売却値)を考えるのであれば、せめてノーマル部品は大切に保管するようにしましょう。

間違っても、「もういらないわ!」とヤフオクやメルカリなんかで売らないようにしましょうね。

まとめ

さて今回は、「車を買取査定にだそうと思います。ノーマルに戻した方が査定額があがりますか?」という質問について深掘りしてきましたが、ご理解いただけたでしょうか?

まとめるとこんな感じ。

【Q&A】車を買取査定にだそうと思います。
ノーマルに戻した方が査定額があがりますか?

「結論」:絶対ノーマルの方がいい(高値が付きやすい)

  • 理由①:自分の「かっこいい」が他人の「ダサい」になることはよくあるから
  • 理由②:多くの人がノーマルの車が欲しいと思っているから
  • 理由③:外国の人は「余計なことをするな」と思っているから

今回は触れていませんが、「ニオイ」も査定額を左右する要素なので意識すると良いですね。

「このニオイ最高!」っと思って芳香剤を使ったものの、他人からしたら「トイレのニオイ」って評価されることも珍しくありません。

香水なんか同様です。

たまに、ニオイを消すために「ニオイ付きの消臭剤」を使う人がいますが、これも逆効果

一番いいのは無臭です。

ニオイもノーマルが一番評価が高いので、愛車を少しでも高く売りたいという人は、ぜひおぼえておいてくださいね。

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っということで、今回はこのへんで。

最後までありがとございました。

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