こんな人にむけた記事です。
- 愛車の買取相場を知りたい
- 愛車の売却で損をしたくない
- 愛車の買取相場がわからないのに、買取査定を受けようとしている
- 車一括査定サイトの「簡単見積もり」はあてにならないから不安…
カモネギ店長です。
今回は、「中古車小売りサイトを使って愛車の買取相場を調べる方法」につていお話ししたいと思います。
この記事を読んでいただくことで、「小売サイトを使った買取相場の調べ方」がわかり、買取査定の際に提示される査定額が「妥当なのかどうか？」を判断できるようになると思いますよ。
目次
【超簡単】小売りサイトを使って愛車の買取相場を調べる方法
愛車の売却を検討しているあなたに質問です。
「愛車の買取相場しってますか？」
答えが「NO！」の場合、その状態で買取査定を申し込むのは正直危険だと思います。
だって、「買取相場を知らない」ってことは「相手が提示する査定額が妥当なのかどうか？がわからない」ということですよね？
ってことは、
- 提示された査定額が「かなり低い」のに売却してしまった…
- 提示された査定額が「妥当」なのに、現実離れした買取額を期待していつまでも売れない…
こんな事態におちいる可能性があるということです。
これでは「満足のいく愛車売却」なんてできません。
そこで解決策として「愛車の買取相場を調べる方法」が必要になるわけですが、その「具体的な方法」の一つが今回のテーマ。
「小売サイトから愛車の買取相場を調べる」
ってもの。
「買取相場」に一番影響を与えるのは「オートオークション相場」です。
でも、プロ同士の売買の場である「オートオークション」の情報というのは、一般向けに公開されていないので、買取査定を依頼する側の人は知ることができないんですね。
そこで参考にするのが、誰でも見ることができる「中古車小売サイト」です。
中古車小売サイトに掲載されている「小売価格」というのは、「中古車販売店が一般のお客様に売る価格」なので「買取査定額」とは別物。
でも、「小売価格」をちょっと分析すれば「おおよその買取相場」を知ることは可能なんですね。
っということで、今回はその具体的な方法を紹介していきたいと思います。
買取相場を知らずして良い取引はできません。
満足のいく愛車売却ができるよう、「買取相場の調べ方」をマスターしてくださいね。
それでは、始めていきましょう。
手順①：「カーセンサー」や「グーネット」で愛車と同じ車を探す
「中古車小売サイトを利用して愛車の買取相場を調べる方法」手順①は、「カーセンサー」や「グーネット」で愛車と同じ車を探す。
これですね。
先ほども触れましたが、「カーセンサー」と「グーネット」は中古車販売サイト（小売サイト）としては超大手で、「この二つのサイトを見れば、日本中にある中古車販売情報を知ることができる」といっても過言ではありません。
（２サイトとも情報料が莫大で、情報がかぶっていることが多い）
特に「カーセンサー」は情報が非常に多く利用者も多いので、今回は「カーセンサー」の小売サイトを例に「買取相場の調べ方」を紹介していきます。
で…
さっそく本題の手順①【「カーセンサー」や「グーネット」で愛車と同じ車を探す】から解説していきます。
今回は、あなたの愛車を以下の車とします。
- 車種：スズキワゴンR
- 年式：平成25年式
- 色：ブラック
- 装備：ナビ
- グレード：FX
- 走行距離：7.5万キロ
まず「カーセンサー」を開きましょう。
するとこんな画面が出てきますので、「メーカー車名を選択する」を選択してください。
「車体番号がわからない！」
「車体番号」が分からない時は車検証で確認しましょう。
これで、選択した条件に当てはまる車を検索することができます。
今回の場合は「11台」が候補になりました。
手順②：「車両本体価格」を確認する
「中古車小売サイトを利用して愛車の買取相場を調べる方法」手順②は、【「車両本体価格」を確認する】ってこと。
手順①で候補となった車の中から「ナビつき」の車両を選び「車両本体価格」を確認します。
装備に関しては、上記画像のように記載してくれているものもあれば、そうでないものもあります。
候補となる台数が多い（5台以上）場合はいいですが、そうでない場合は「画像部分をクリック」して装備を確認しましょう。
ここまでくれば「下調べ」はほぼ完了です。
手順③：「買取相場＝車両本体価格×0.4～0.8」
「中古車小売サイトを利用して愛車の買取相場を調べる方法」手順③は、「買取相場＝車両本体価格×0.4～0.8」で計算。
今回の条件で私が調べてみたところ、最終的には「5台」が愛車の条件に該当しました。
そこで、「該当した5台の車両本体価格の平均」を出します。
結果は「37.3万円」。
この「37.3万円（車両本体価格）」に0.8をかけると、ざっくりですが「愛車の買取上限額」がでます。
「今回の愛車（仮）の買取上限価格」
37.3（平均車両本体価格）×0.8＝29.84万円（おおよその買取上限額）
- カーセンサーに愛車の情報を入力
- その後、候補車両の車両本体価格を調べて平均を出す
- 最後に「車両本体価格の平均」に0.8をかければ「買取上限価格」のできあがり
「買取上限価格」はあくまで「最高値」です。
愛車の状態を見て「自分がこの車を買うとしたら、この傷は修理して欲しいな…」って思うようであれば、買取業者さんも再販する前に修理するってこと。
その場合は当然、修理費用を考えて買取価格を下げる必要があります。
なので、買取「相場」としては…
「買取相場＝車両本体価格×（0.4～0.8）」
これくらいの幅をもって考えておくのが無難ですね。
以上、あくまで「ざっくりとした買取相場」ではありますが、実質「数回のクリック」と、各1回の「足し算＆割り算＆掛け算」で算出可能なので、ぜひ試してみてくださいね。
「なんで車両本体価格×0.8なの？」
この疑問に関しては別記事で説明しているので、興味のある人はこちらをチェックしてみてください。
【注意点】低価格帯の車・商用車・高級車は買取価格がぶれやすいと考えておく
最後に、買取相場を調べる際の注意点についてお伝えします。
「中古車小売サイトを利用して愛車の買取相場を調べる方法」注意点は、「低価格帯の車・商用車・高級車は買取価格がぶれやすいと考えておく」ってこと。
理由は「車の状態によって整備費用が大きく変わるから」ですね。
買取業者は、買い取った車を再販して初めて利益を得ることができます。
小売店をもっている買取業者の場合、買い取った車を店頭で一般の方に売ることになるので整備は必須です。
なので、買取査定のときは、「この車はタイヤとバッテリーと…エアコンガスもチェックが必要だなぁ…」って感じで、「整備でかかるだろう費用」を計算しながら買取価格を決めていきます。
つまり、「整備費用がかさみそうな車は買取価格も下がりやすい」ってことですね。
そういう意味で考えると「低価格帯の車」「商用車」「高級車」は買取価格が不安定になりがちと言えます。
例えば「低価格帯の車」
低価格ということは「車が古い」ということですね。
車が古いということは部品も古い可能性が高いので、整備費用がかさむ可能性も高いと言えます。
商用車も同様。
商用車は仕事で荷物を運ぶような車なので、「傷みやすい」「走行が伸びている」という特徴があります。
そうなると、当然整備費用や修理費用もかさむ可能性が高くなります。
最後に高級車。
高級車は「古さ」の問題もありますが、それ以前に「そもそも部品が高い」という問題があります。
レクサスクラスになるとタイヤ１本3万円以上する場合もあり、4本交換ならそれだけで１２万円。
更にバッテリー交換となると…もう悲惨です。
このように、「低価格帯の車」「商用車」「高級車」というのは買取査定額もぶれやすいので、査定を受ける際は簡単でいいので状態チェックをしておきましょう。
「車種・年式・走行距離が同じなら査定額も同じ！」っと思っていると、買取査定の際に「期待外れの査定額」に凹むことになりますよ。
まとめ
さて今回は、「中古車小売りサイトを使って愛車の買取相場を調べる方法」についてお話ししてきましたが、ご理解いただけたでしょうか？
- 「車両本体価格×0.8＝買取上限価格」
- 「車両本体価格×0.4～0.8＝買取相場」
この数式で、おおよその「愛車の価値」を知ることができます。
ただ、「中古車は１点もの」と言われる通り、「車種」や「年式」が同じでも「状態が同じもの」は存在しません。
よって、当然のことながら「買取相場にもある程度ブレがある」ということです。
なので、事前に相場を調べるときも「だいたいこれくらいかな？」っといった感じで気持ちに余裕を持っておくことをおススメします。
とはいえ、「あまりに安すぎない？」って感じたときは、「値決めの理由」をしっかり聞くようにしましょう。
「ここの部品が…」「この傷が…」と具体的な理由を示してくれればOK。
そうでない場合は、他の買取業者さんの意見も聞くといいですね。
こういった交渉をするためにも、「ある程度の買取相場」を知っておくということは非常に重要です。
今回紹介した方法は「数回のクリック」と「足し算・割り算・掛け算」各1回でできるもの。
非常に簡単な方法なので、愛車を査定に出す前に、ぜひ一度計算してみてくださいね。
きっと役立つと思いますよ。
っといったところで、今回はこのへんで。
最後までありがとうございました。
