カモネギ店長です。
今回は、「愛車の査定額が低い時期」についてお話ししたいと思います。
この時期を避けるだけで、買取価格が「+10万円?」なんてことはザラにあるので、「愛車を少しでも高く売りたい…」という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- そろそろ別の車に乗り換えようかな?
- 最近車を使わなくなったから売却しようかな?
そんな人たちが共通して考えること。
それが…
「どうせなら少しでも高く売りたい。」
当然ですね。
でも、そういう人たちに伝えておかなければならないことがあります。
それは…
売る時期を間違えると査定額は大きく下がりますよ。
せめてあと1か月ずらしておけば10万円高かったのに…
そんなの嫌でしょ?
ってことで今回は、「なんとなくで愛車の売却時期を決めて大損仕掛けている」あなたを救うべく、「愛車の査定額が低い時期」についてお話ししたいと思います。
愛車を売るなら今回紹介する時期は避けてください。
それだけで、少なくとも「大損」は避けられますよ。
ってことで、始めていきましょう。
目次
【高く売りたいなら避けろ!】愛車の査定額が低い時期「3選」&番外編
【愛車の査定額が低い時期「3選」&番外編】
先に結論を言うと、以下の通りです。
- 愛車の査定額が低い時期①:4~6月
- 愛車の査定額が低い時期②:10~11月
- 愛車の査定額が低い時期③:モデルチェンジの時期
- 愛車の査定額が低い時期(番外編):5・8年落ち
ちょっとマニアックな話しもありますが、超かみ砕いて簡単に説明するのでお気軽にお付き合いください。
それでは解説です。
愛車の査定額が低い時期①:4~6月
愛車の査定額が低い時期その①は、「4~6月」
理由は、車業界の「繁忙期」を過ぎているから。
車業界には、1年を通して「繁忙期」というものがあります。
つまるところ、「車がめっちゃ売れる時期」です。
その時期は、車が足りなくなるので「買取査定額」も上がりやすくなります。
が…
その時期を逃すとどうなるか?
まぁ下がる。
査定額は「ダダ下がり」します。
その時期というのが「4~6月」なんですね。
車業界が一番にぎわうのが「1~3月」
3月末は大手ディーラーを中心とした自動車企業が決算を迎えるため、1~3月というのは、それこそ必死に車を売ろうとします。
結果中古車が不足するので査定額も上がると。
でも、繁忙期を過ぎた4月以降はというと?
もう…
閑古鳥(かんこどり)状態。
「先月までの賑わいはどこに行った?」ってほどに冷え込みます。
結果、この時期の査定額も冷え込むことに…
なので、愛車を高く売りたいなら「4~6月」は避けましょう。
4月に車検が切れて買い替え予定なら、2月か…遅くとも3月上旬までに売ってしまうのがベターです。
愛車の査定額が低い時期②:10~11月
愛車の査定額が低い時期その②は、「10~11月」
理由は、「車業界が中間決算後」だから。
自動車業界では、大企業を中心に9月末に「中間決算」なるものを行います。
3月末の「本決算(マジ決算)」の予備的なものですね。
ただ、予備とはいえ企業にとっては「成績発表」なので、成績を少しでも良くするために決算前は車を売りまくろうと頑張ります。
が…
先ほどお話しした「3月末の本決算」と同様。
決算が過ぎてしまえば…
閑古鳥(かんこどり)状態
頑張った反動なのか、中間決算を終えた9月末以降の自動車業界は静まり返ります。
結果、買取査定も冷え込むことに…
なので、愛車を高く売りたいなら「10~11月」は避けましょう。
仮に「少し早く売っても大丈夫」ってことであれば、車屋さんが中間決算セールをやってる7月あたりがおススメですよ。
愛車の査定額が低い時期③:モデルチェンジの時期
愛車の査定額が低い時期その③は、「モデルチェンジの時期」
これですね。
車というのは、短期的にマイナーチェンジをしつつ、数年おきに「フルモデルチェンジ」を行います。
ようは、「名前はそのままだけど、見た目や装備をガラッと変える」ってもの。
この時期にぶつかると「旧型」の査定額は低くなります。
例えば、「ノートe-power」
ノートe-powerは「2016年の11月」に発売が開始され、2017年のコンパクト車販売台数で1位を獲得しました。
そんなノートe-powerの新型車(モデルチェンジ)が発売されたのが「2020年12月」
つまり、旧型発売から約4年後ってわけ。
このモデルチェンジによって「ノートe-power」界隈では色々なことが起こりました。
例えば…
「モデルチェンジにより起こること」
- 今までのモデルが「旧型」扱いされる
- 「旧型」から「新型」に乗り換える人が多発
- 「旧型」購入者が車検時期を迎え手放す
結果…
「旧型」扱いされ価値が下がり、中古車が溢れ更に価値が下がる
これが、「モデルチェンジ」により旧型の価値が低下する理屈ですね。
モデルチェンジの周期に決まりはありませんが、通常は「約4年」
最近は少し伸びてきて「6~7年」といったところでしょうか。
なので、もし「モデルチェンジの周期」にぶつかりそうな車を売却予定の場合は、一度「〇〇(自分の車) モデルチェンジ」とかでググってみるようにしましょう。
「来年モデルチェンジだ!」ってことであれば、少し早めに手放すことを検討するのもありです。
どちらにせよ、モデルチェンジにより…
- 旧型から新型に乗り換える人
- 車検を迎えて旧型車を手放す人
こういった人たちと同じ時期に売りに出すのは得策ではないので、注意するようにしましょうね。
愛車の査定額が低い時期(番外編):5・8年落ち
愛車の査定額が低い時期番外編は、「5・8年落ち」
理由は「輸出できなくなる」から。
日本車は海外で非常に人気があって、世界各国に輸出されています。
特に「トヨタ・ホンダ・日産・マツダ」といった日本主要メーカーの車は人気があり、毎年400万台以上輸出されています。(コロナ禍時期は減少)
ただ、人気があるからと言って自由に輸出できるわけではありません。
輸出先の国によって「規制」があるんですね。
その規制のなかで多いのが「年式縛り」
つまり、「新車登録から〇年以内の車ならいいよ」っといったものですね。
この「〇年以内」の「〇」に入りやすいのが「4」「7」
言い換えると、「5年・8年たったものは受け入れません」ということになります。
「輸出台数年間400万台以上」という数字を見てもわかる通り、「輸出できるかどうか?」はその車の価値に大きな影響を与えます。
当然、買取価格にも反映されますので、この「年落ち」に関しては多少意識するようにしましょう。
まとめ
さて今回は、「愛車の査定額が低い時期」についてお話ししてきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
まとめるとこんな感じ。
【愛車の査定額が低い時期「3選」&番外編】
- 愛車の査定額が低い時期①:4~6月
- 愛車の査定額が低い時期②:10~11月
- 愛車の査定額が低い時期③:モデルチェンジの時期
- 愛車の査定額が低い時期(番外編):5・8年落ち
これら4つのタイミングに共通することは「買い取る側が欲しがってない時期」ってこと。
「愛車の売却」というと、どうしても「売り手がお客さん」というイメージが先行し、自分の都合だけを考えてしまいがち。
でも、売買というのは「相手(買い手)」がいてこそ成り立ちます。
なので、もしあなたが「愛車を高く売りたい」と考えるのであれば、「買い手」の事情も考慮して「買い手が欲しがるタイミング」で売却するようにしましょう。
そういった意識を少し持つだけでも、愛車の査定額は「数万円単位」で変わってくると思いますよ。
是非お試しください。
っといったところで、今回はこのへんで。
最後までありがとうございました。