こんな人におススメの記事です。
- 愛車の売却を検討している
- 車の買い替えを検討している
- 下取りと買取りの違いがわからない
- 愛車の売却で損はしたくない
カモネギ店長です。
今回は、「買取りと下取りの違い&お得なのはどっち?」をテーマにお話ししたいと思います。
車の売却を検討したことがある人であれば一度は聞いたことがある「下取り」「買取り」という言葉。
この二つの違いわかりますか?
「まぁなんとなくわかるけど、その違いが重要なの?」
こんな感じの人は要注意。
このままだと…
- 「低い査定額なのに愛車を売却」
- 「適正な査定額なのに無駄に売りしぶる」
こんな事態におちいる可能性大なので、「損をしたくない人」は、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
【知らないと損する】買取りと下取りの違い「2選」
車を手放したり、買い替える際に発生する「買取り」や「下取り」
この二つの違い、結論は以下の通りです。
「買取りと下取りの違い」
- 違い①:前提条件が違う
・買取り:車を買ってもらう
・下取り:車を買うかわりに、自分の車を買ってもらう - 違い②:査定額が違う
・買取り:車そのものの価格
・下取り:車そのものの価格+新しく買う車の利益(一部)
簡単に解説していきますね。
買取りと下取りの違い①:前提条件が違う
買取りと下取りの違いその①は、「前提条件が違う」ってこと。
どう違うかというと…
- 買取り:車を業者さんに買い取ってもらう
- 下取り:車を買うかわりに、今のっている車を買い取ってもらう
例えば、
「車は2台あるけど、子供も家を出たから1台売却する」といった場合は「買取り」
そして、「車も古くなってきたしそろそろ買い替えるか。ついでに今のっている車も買い取ってもらおう」っていうのが「下取り」ですね。
「車を買い取ってもらう」ということ自体は同じなんですが、「ただ売るのか?」「買い替えるのか?」によって呼び方が違ってきます。
これが「前提条件の違い」ですね。
「それがどう重要なの?」
って思うかもしれませんが、この前提条件が違うだけで査定の結果が全然違ってくるんですね。
この「査定結果の違い」というのが「買取りと下取りの違い②」になります。
買取りと下取りの違い②:査定額が違う
買取りと下取りの違いその②は、「査定額が違う」ってこと。
結論を先に言うと、多くの場合「買取り価格<下取り価格」になります。
「なぜ違いが出るのか?」については、買い取る側の立場に立って考えると理解しやすいですね。
例えば「買取り」
買取りというのは、買取業者にとっては「車を買いとるだけ」です。
なので、買取業者は「買い取った車を、買取価格以上で再販して利益を得る」必要があるんですね。
その主な方法というのが「オートオークション」
いわゆる「車業者間のセリ市場」です。
オークションでは、「この車は〇〇万円くらいで売れる」といった相場が存在するので、買取業者としては利益を得るために「相場以下」で買い取ろうとしてきます。
よく「買取り価格はオークション相場で決まる」と言われるのはこうした理由があるからなんですね。
じゃ「下取り」はどうか?
下取りは、業者としては「車を買ってもらうと同時に車を買いとる」という行為。
「お客さんから車を買い取る」という点は買取りと同じですが、買い取ると同時に「自社の車(商品)を買ってもらう」という点が違います。
これがなにを意味するか?
つまり、「買い取った車と売る車、両方合わせて利益がでればOK」ってこと。
ここが重要です。
例えば…
オークション相場が10万円の車があったとします。
買取りの場合は「オークション相場以下」で買い取ることが条件になるので、どんなに頑張っても7~8万円くらいの査定額になります。
でも「下取り」の場合はどうか?
「新たに買ってもらう車」に20万円の利益が見込めるなら、下取り額を15万円に設定することも可能なんですね。
っというのも、買い取る車だけで見ると5万円の赤字ですが、買ってもらう車の利益も合わせるとトータル15万円の利益がでるからです。
「買取りと下取りで査定額に差が出る理由」
- オークション相場:10万円
- お客さんに販売する車の見込み利益:20万円
買取り査定額:約8万円(オークション相場以下でしか査定ができない)
下取り査定額:15万円も可能(販売する車の利益を上乗せ)
→買い取った車は5万円の赤字になるが、売る車とのトータルで見ると利益が15万円残る
こんな感じで、買取りと下取りでは査定額に差がでます。
そして多くの場合は「下取り価格の方が高くなる」傾向にありますね。
以上を踏まえ、
「じゃ、買い替えの場合は車を買うお店で下取りしてもらった方がお得なんだね!」
って声が聞こえてきそうですが…
最後にこの疑問に答えていこうと思います。
買取りと下取り、結局どっちがお得?
あなたが愛車の売却を検討しているとして、それが「買い替え」でないなら「買取り査定」一択になります。
でも、もしあなたが「買い替え」を検討しているとすれば、選択肢は二つになりますね。
つまり、
- 愛車を買取り査定にだして、買い替えの車は別のお店で買う
- 買い替えの車を買うお店で下取りにだす
はたしてどっちがお得なのか?
この疑問を解き明かしていきましょう。
先ほどまでの話しであれば、「買取り査定額<下取り査定額」ということで「下取り額」の方が高くなるということでした。
っということは「下取りにだす方がお得」なのか?
結論は…
そんな単純な話しではない
こうなります。
理由は…
下取り査定額が買取査定額を上回るのは、新たに買う車の値引き幅を査定額に上乗せしてるだけだから
結局、下取り査定額というのは「買取り査定額+買う車の利益の一部」なので、言い換えると「買う車の値引き幅を買取り査定額にプラスしただけ」ってことなんですね。
ようは「見せ方の問題」ということ。
下取り価格を高くすることで、お客さんに「お得感」をアピールし車を買ってもらう。
これが下取りの戦略なので、「買取り価格<下取り価格」だからといって「下取りのほうがいい」ということはできないんですね。
以上を踏まえ、
私的に「下取りと買取りどちらがお得か?」の結論をだすとすれば…
買取りの方が可能性がある
これですね。
理由は二つ。
- 買取り業者の中には、オークション相場以上で買い取る業者がいるから
- 下取りは買う車の値引き幅を食いつぶすから
買取りの方がおススメな理由①:買取り業者の中には、オークション相場以上で買い取る業者がいるから
私が下取りより買取りをおススメする理由①は、「買取り業者の中には、オークション相場以上で買い取る業者がいるから」
先ほど「買取業者は買い取った車をオートオークションで売却して利益を得る」というお話しをしましたね。
よって「オークション相場以上では買取りできない」と。
でも、この例に当てはまらない業者さんも結構多くなってきています。
その業者さんというのが「小売店舗を持つ買取り業者」
つまり、一般のお客さんに中古車を販売するためのお店をもっている業者さんです。
私のお店も小売店舗を持っているのでわかるんですが、多少買取り額が高くなったとしても、買い取ったあとお店で売ることができれば利益を得ることはできるんですね。
なので、「これ店頭で売れそうだな…」と思えば、オークション相場以上の思い切った査定額をだすことも全然あります。
もちろん、お店によって得意不得意もあるので、自分の愛車を得意とするお店に出会うためには複数の買取り査定を受ける必要があります。
でも「車一括査定サイト」を利用すればその手間も半減。
わりと簡単に出会うこともできるのでおススメです。
買取りの方がおススメな理由②:下取りは買う車の値引き幅を食いつぶすから
私が下取りより買取りをおススメする理由②は、「下取りは買う車の値引き幅を食いつぶすから」
これは先ほどお話しした通りですね。
下取りの査定額が高くなるのは、結局「新たに買う車の値引き幅(利益の一部)を削っているに過ぎない」から。
その証拠に、新たに買う車の見積もりを見てみてください。
多分「値引き」はほとんどありませんから。
以上を踏まえると、一番お得な愛車買い替え方法は以下のようになります。
- 「車一括査定」で自分の愛車を得意としてくれる買取り業者に売却
- 車を買う際に「しっかり値引きを受ける」
車の売買はちょっとしたことで数万円の差がでます。
多少手間がかかったとしても、対価は労力以上になりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
さて今回は、「買取りと下取りの違い&お得はどっち?」をテーマにお話ししてきましたがご理解いただけたでしょうか?
まとめるとこんな感じ。
「買取りと下取りの違い」
- 違い①:前提条件が違う
・買取り:車を買ってもらう
・下取り:車を買うかわりに、自分の車を買ってもらう - 違い②:査定額が違う
・買取り:車そのものの価格
・下取り:車そのものの価格+新しく買う車の利益(一部)
「買取りと下取り、どっちがお得?」
結論:買取り
- 理由①:オークション相場以上で買い取ってくれる業者さんがいるから
→「車一括査定サイト」を使えば、自分の愛車を得意とする業者さんに出会いやすい - 理由②:下取りは「値引き幅」を食いつぶしているだけだから
→値引きは値引きでしっかり受ける方がいい
繰り返しになりますが…
車の売買はちょっとしたことで「数万円」の差がでてきます。
慣れないことなので、正直「めんどうだな…」と思うこともあるかもしれません。
でも、その苦労に見合った対価は間違いなくありますので、もし今「愛車の売却」を検討しているのであれば「買取り査定(車一括査定)」に挑戦してみてください。
愛車本来の価値で売却できると思いますよ。
っといったところで今回はこの辺で…
最後までありがとうございました。