「愛車を高く売りたいなら車一括査定サイトがいいよ!」
そんな噂が気になって…
- 「そろそろ乗り換えてもいいしな…いくらで売れるかだけでも調べてみようかな」
- 「なんかメールだけでも売れるみたいだし、とりあえず申し込んでみようかな」
っと気軽に申し込んだ一括査定。
が…
その直後からはじまる災難の数々。
結果、「一括査定なんて申し込むんじゃなかった!」と後悔する人をたくさん見てきました。
それもこれも、「車一括査定を利用する際の注意点」を知らないことが原因です。
っということで今回は…
「車一括査定を利用する際の注意点とトラブル対処法」について徹底解説したいと思います。
軽ーい気持ちで今朝7時半ころ車の一括査定したら、8時から電話が鳴りまくり今着信が50件以上ある…必死すぎて怖い…
— ふ。 (@umi_tokidoki) February 6, 2023
現愛車の一括査定開始!
— 520 (@520Chuhi) November 7, 2020
ビッグ○ーター
接客態度→普通
査定時間→15分
金額→相場と希望価格を上回る
電話回数→出るまでかけてくる
個人的な見解としては、相場から乖離した高額な買取金額を提示し、他社を振り切る狙いかと。成約に持ち込んだ後にケチつけて、減額狙いパターンか?
一括査定を使ったら…しつこい電話に直接家に来て、来たからには手ぶらで帰れないとかゴネられるは、散々だった。二度と使わない。#車買取 #車一括査定
— jungin (@jungin00) October 25, 2019
車一括査定は、ディーラー査定より「ほぼ確実」に高値が付く優れた愛車売却方法です。
今回紹介する「一括査定の注意点とトラブル対処法」を理解し、愛車をサクッと高値で売ってしまいましょう。
なにごとも、備えあれば憂いなし。
是非ご期待ください。
「結論を先に!」という人は、こちらをご覧ください。
- 「とりあえず相場確認」で使用しない
- 時間の余裕がある時に使う
- 「メールだけ」を信じない
- 地域によっては一括査定のメリットが活きないこともある
- 鳴りやまない大量の電話(通称:鬼電)
→対処法①:電話を無視しない
→対処法②:電話の少ない一括査定サイトを選ぶ - 帰らない買取業者
→対処法:「全て査定を受けて一番高い買取業者さんへ売る」と伝える - 契約後の減額
→対処法①:「修復歴はないですよね?」「減額は無いですよね?」と念を押す
→対処法②:査定を受ける際は環境を整え時間的余裕をもつ - 法外なキャンセル料の請求
→対処法:JPUC・消費者センターへ相談
目次
車一括査定サイトを利用しようと思った時の注意点
それではさっそく本題。
「車一括査定サイトを利用しようと思った時の注意点」について解説したいと思います。
入り口を間違えるとゴールにはたどりつけません。
「これだけは…」という最低限の内容に絞っているので、しっかり確認してくださいね。
「車一括査定サイトを利用しようと思った時の注意点」
結論は以下の4つです。
- 「とりあえず相場確認」で使用しない
- 時間の余裕がある時に使う
- 「メールだけ」を信じない
- 地域によっては一括査定のメリットが活きないこともある
ひとつずつ解説していきます!
注意点①:「とりあえず相場確認」で使用しない
一括査定を「とりあえず相場確認」目的で利用するのは、正直おススメしません。
なぜなら、コスパが悪すぎるから。
興味本位で車の買取金額はいくらかなーって思って一括査定にだしたら電話とか鳴り止まなくてめっちゃ迷惑でした😌😌😌😌😌💔
— 愛佳@取引垢にした (@osomatsu_san317) May 6, 2018
ただ金額を知りたかっただけなんや…次の車の頭金とかにしたかったんや…
1年前にコロナのせいで中古車市場が高騰したから自分の愛車がいくら位か気になってネットで調べてみた。
— たこ焼き小僧 (@takoyakikozou88) January 28, 2023
そしたら一括査定の依頼になったみたいで一気に業者から電話が来た💦
単におおよその値段が知りたかっただけなのに「とにかく車を見せてくれ」とどの業者も必死だった😅
一括査定の電話うざすぎて、携帯をおやすみモードにしちゃった。。。。
— バースナー@ポケモン (@barsunar) May 14, 2021
売却相場知りたかっただけだから特に急いでないねん
一括査定に参加している買取業者は、「顧客情報を一括査定サイトから買う」ことで査定に参加することができます。
つまり…
お金を払っている以上「マジで買い取ろう」と思って参加しているってこと。
なので、たとえあなたが「ちょっと相場がしりたいだけ。。。」と低めのテンションであったとしても買取業者はお構いなし。
あなたの都合は「まる無視」でガンガン攻めてきます。
その猛攻をあなたは一生懸命かわしつつ買取相場を聞き出さないといけないわけです。
- ガンガンかかってくる電話の対応
- 複数社との査定時間の打ち合わせ
- 査定を受ける時間確保
- 結果を比較
- 断りの連絡
これら全て行って初めて目的達成。
「ちょっと相場を知りたかった」という目的に対しこれだけの行動量。
わりにありますか?
よく、「そんなの査定結果だけ聞いて電話は放置しておけばいいじゃん!」っていう人がいますが、甘いですね。
放置すればするほど営業が過熱し、電話の電源を切らざるを得なくなるのがオチです…
っということで、一括査定サイトを利用する場合は「とりあえず相場が知りたい」目的で利用するのは控えましょう。
圧倒的なコスパの悪さに後悔するだけです…
注意点②:時間の余裕がある時に使う
一括査定サイトを利用する際は、「時間的に余裕があるとき」を選んで申し込むようにしましょう。
理由は、「一括査定は、集中的に複数の買取業者との電話連絡が発生する」から。
一括査定最大のデメリットと言えば「大量の電話」。
でも、これは一括査定最大のメリットである「高額査定」を実現するために必須のプロセスなんですね。
(高額査定にはあい見積もりが必須)
なので、一括査定を利用する場合は、基本的に「大量の電話は発生するもの」と考えて対応しないといけません。
時間的余裕がないときに一括査定を利用すると、その電話の多さに対応しきれず「スマホの原電を切る」「着信拒否をする」といった本末転倒な対応をすることになります。
なので、一括査定サイトを利用する場合は「時間的余裕のある時」を選びましょう。
最低でも1日は電話対応ができる日。
都市部に住んでいる人(電話が多い傾向)であれば、2日程度余裕がある日を選ぶといいですね。
「そんな余裕はない!」という人はMOTA車買取やユーカーパックを利用するといいですね。
この2サイトは「しつこい電話はいや!」「暇はない!」という人のために立ち上がった一括査定サイトなので、相性がいいと思いますよ。
注意点③:「メールだけ」を信じない
SNSやWEB記事なんかでよく見かける、「メール希望って書けば、しつこい電話はかかってこないよ」的な情報は信じないようにしましょう。
残念ながら…
あれ、はっきり言ってウソです。
なんであんな「あからさまなウソ」を発信するのかナゾですが…
現行車の買取査定を価格.comとカーセンサーで一括見積依頼したら、さっきから携帯鳴りっぱなし😓
— 気付いたらFIRE(キズさん) (@osamushi_serial) August 21, 2022
メアドも書いてあるのに、なぜ電話してくるのか?
しかも、「1次選考するから概算見積をメールで送って」と依頼しても、「現車見ないと提示できません」という業者が多い。そんなの分かってんだよ。
車の買取の見積もりをカーセンサーで頼んで,メールのみ対応って書いたのに何回も電話かけてくるのやめてほしい
— 村民ぴざゆき (@sane0905) March 1, 2015
車の買取査定の登録したらメッチャ電話かかってた。
— 抹茶屋@SR400 (@macchaya) November 2, 2019
サイトにはメールで連絡しますって書いてあったのに・・・
「カーセンサーはメール希望ができる!」的な記載をよく見かけますが、あれもウソです。
ただ、情報発信者が嘘を言っているだけであって、カーセンサーが悪いわけではないので、その点は誤解しないようにしましょうね。
一括査定は買取業者同士が競ってこそメリット(高額査定)が活きます。
なので、「買い取りたいと思っている買取業者が少しでも早く依頼者に連絡がとれる手段(電話)」は必要なんですね。
以上を踏まえ、「〇〇(一括査定サイト)はメールだけでOK」的な話しには振り回されないようにしましょう。
「自分に都合のいい情報」だけを信じる者は買取業者にカモられますよ。
「いやいや、電話対応するくらいで高額査定が受けられるなら全然OK」という人であれば、断然カーセンサーをおススメします。
業界一の買取業者数を誇り、買取競争も一番盛り上がるので高額査定が期待できます。
注意点④:地域によっては一括査定のメリットが活きないこともある
一括査定を利用する際の注意点最後は、「地域によっては一括査定のメリットが活かされないこともあると心得ておく」ということ。
簡単にいうと「査定に来てくれない可能性がある」ってことです。
先にも触れましたが、一括査定に限らず、買取業者は都心部に多い傾向があります。
買取業者もビジネスですから、人口の多いところに集中するんですね。
なので、都心部からはなれた場所では、一括査定に申し込んだとしても買取業者から連絡がこない(査定に来てくれない)こともあります…
おはよう。先週車の一括査定に登録したけど、全く連絡こない…価値無しという事なのか?
— スージー (@terasan_orz) December 26, 2012
なんで連絡こないかわかった。八年以上もたってる車でさほど価値のないであろう車に業者側には買取意欲はないんだ。査定したら10万以下になるような車にわざわざ連絡とる業者はいないということやな。どうせ赤字に近くなっちゃうんやろw
— あち (@acchin0303) April 27, 2012
車の査定
— おつとめひん (@gpyq6XWiXH82LaT) June 18, 2021
一括査定からやるも
古すぎて査定できず
個別にネットから問い合わせるも
1週間たっても連絡こない😭
「査定依頼すると、めっちゃ電話きて大変💦」って みんな書いてるけど
むしろ 電話こないよ
なんか ちょっと寂しいよ🤣
原因として、「買取業者が買取りたい車ではない」という可能性もありますが、「地域」が原因ということも多々あります。
- 買い取れても大して儲からない
- 出張費用が結構かかる
- 買い取れるかどうかもわからない
こういった条件であれば買取業者の足が重くなるのも当然。
っということで…
こればかりは申し込んでみないとわかりませんが、地域によっては一括査定のメリット(多数のあい見積もり)が活かされないこともあるということは覚えておきましょう。
「自分の住んでいるところは田舎かも?」
そう思う人は…
「まずは一括査定に申し込んでみて、それで反応が薄いなら近くのお店に持ち込んでみる」
この流れが無難だと思います。
まずは行動して現実を確認してみましょう。
「持っていくのが面倒」という人は、やはり完全オークション制のユーカーパックを利用してみるのも一つです。
全国の買取業者が会員になっているので、入札があるかもしれませんよ。
車一括査定で起こりやすいトラブルと対処法
ここまで「車一括査定の注意点」についてお話しをしてきましたが…
注意点を守らなければ当然のように、
守っていてもたまにはトラブルというものは起きてしまうものです。
っということで次は、「車一括査定で起こりやすいトラブルと対処法」について解説したいと思います・
結論は以下の通り。
- 鳴りやまない大量の電話(通称:鬼電)
→対処法①:電話を無視しない
→対処法②:電話の少ない一括査定サイトを選ぶ - 帰らない買取業者
→対処法:「全て査定を受けて一番高い買取業者さんへ売る」と伝える - 契約後の減額
→対処法①:「修復歴はないですよね?」「減額は無いですよね?」と念を押す
→対処法②:査定を受ける際は環境を整え時間的余裕をもつ - 法外なキャンセル料の請求
→対処法:JPUC・消費者センターへ相談
一つずつ解説していきますね。
トラブル①:鳴りやまない大量の電話(通称:鬼電)
車一括査定で起こりやすいトラブルその①は、「鳴りやまない大量の電話」です。
恐らく…
車一括査定で起こるトラブルの約8割くらいはこの「大量の電話」じゃないでしょうか?
車一括査定は、「高額査定を実現」するために買取業者同士を競わせる構造になっています。
しかも、「買取業者は査定依頼情報を一括査定サイトから買っている」ので、費用を無駄にしないために必死になって買い取ろうとしてきます。
- 他社より少しでも早く連絡をとりたい
- 他社よりも早く査定をしたい
- 他社よりも早く商談をしたい
この「なんとしても買いとりたい欲」の表れが「大量の電話(鬼電)」なんですね。
「少しでも愛車を高く売りたい」人にとっては願ってもない状況のはずなんですが…
「大量の電話がかかってくることを知らなかった人」や「〇〇すれば電話は避けられるよ!といったデマに惑わされた人」にとっては、この予想外の大量の電話は悪夢そのもの。
一括査定に申し込んだことを後悔するはめになります。
これがトラブルに発展していくんですね。
申し込み直後からなりだす電話にびっくりして放置していると、朝から晩まで着信が続くこともあります。
そりゃトラブルにもなりますよね…
じゃどうしたらいいのか?
次は、対処法を考えていきましょう。
対処法①:電話を無視しない
車一括査定を利用した場合に発生する「しつこい電話」を回避したいのであれば、電話を無視しないことです。
「つながるまで自動的に電話をかけるシステム」を採用している買取業者もいます。(某大手買取店&某大手中古車屋など)
なので、基本的に無視するほど電話は増えると考えましょう。
電話を最小限にしたければ「無視せずさっさと対応する」が正解です。
一週間前に車買取一括査定出して、すぐ決まったから他のところの電話無視してたけどビッグモーターだけいまだに毎日電話かけてくるわ。着拒しても違う番号で何度もかけてくる。着拒されてるのに違う番号で鬼電とか企業として壊れてるわ。今後一生ビッグモーターは使わない🙂
— にっしー🐱 (@rockbanker) November 6, 2020
朝までPCつついたついでに試しのつもりで車の一括査定してみたら、この時間から電話が5件も来てる
— マルマイン (@AModeldd6) June 12, 2017
香川
香川
広島
詐欺疑い⚠️
岡山
全部無視 軽率だた
ネットで車買取一括査定やってみたら4社くらいから営業電話が鬼のようにきて無視してたけどとりあえず1件だけでて「売りません」といったらピタッと全部電話止まったんだけど全社繋がってるの?それともたまたま?
— oh!No! (@suttokodokkoi_4) February 8, 2023
一括査定サイトの中で「最も提携買取業者が多い」と言われるカーセンサーであっても、一回の申し込みで電話してくる買取業者の平均数は「6社」
無視し続けて100回電話がかかってくるより、6回電話対応してさっさと査定を受けたほうが、時間的にもメンタル的にも断然楽です。
結局は査定を受けないと車は売れないので、早めに電話をとって対応した方がコスパがいいですよ。
急にたくさんの電話がかかってきてびっくりするかもしれませんが…
「しつこい電話」がイヤなら、来たもの(電話)から対応して、さっさと終わらせてしまいましょう。
通常なら1日で十分。
長くても2日あれば電話の嵐はおさまりますよ。
あとは査定を受けて売るだけです。
対処法②:車一括査定サイトを選ぶ(MOTA車買取・ユーカーパック)
買取業者からの大量の電話対策その②は、「車一括査定サイトを選ぶ」ということ。
一括査定サイトにもタイプがあり、「大量の電話がいやな人」専用に作られたサイトもあります。
「愛車が高く売れる」ということで一括査定の人気が急上昇。
最近では、人気の波にのって一括査定サイトの数も急激に増えました。
有名どころで言えば…
他にもありますが、どれも似たり寄ったり。
とりあえずこんなもんで十分でしょう。
ただ、同じようなサイトが乱立するなか「しつこい電話はいや!」という人専用に立ち上がった一括査定サイトが2つあります。
それが【MOTA車買取】と【ユーカーパック】です。
「買取業者からの鬼電を回避できる車一括査定サイト」
★鬼電対策おススメ一括査定サイト①:MOTA車買取
買取業者からの大量電話を回避したい人が選ぶべき車一括査定サイト①は、【MOTA車買取】です。
MOTA車買取では、売り手(あなた)が査定を申し込むと、その車両情報をもとに買取業者同士が査定額を提示しあいます。
(オークション:セリが行われる)
「依頼者の提供した車両情報」をもとにセリをするので、この時点で買取業者から連絡がかかってくることはありません。
そして、セリを勝ち抜いた上位3社のみに依頼者と交渉する権限が与えられ、依頼者へ連絡することができるんですね。
セリを勝ち抜いた上位3社は、現車を確認し再度査定額を提示。
NO1決定戦を行うことになります。
つまり…
依頼者(あなた)は「セリを勝ち抜いた上位3社とのみ」現車確認(再査定)の日程を打ち合わせ、その中からNO1を選べばいいだけ。
査定額の安い業者をふるいにかけ、なおかつ「大量の電話」も回避することができるという、まさに一石二鳥の車一括査定サイト。
それが【MOTA車買取】です。
★鬼電対策おススメ一括査定サイト②:ユーカーパック
買取業者からの大量電話を回避したい人が選ぶべき車一括査定サイト②は、【ユーカーパック】。
ユーカーパックは、「もはや3社と交渉するのもイヤ」って人におススメの車一括査定サイトです。
ユーカーパックで査定依頼を申し込むと、ユーカーパック提携の査定員がやってきて依頼者(あなた)の愛車を査定(状態確認)してくれます。
そして、その査定結果をもとに複数の買取業者間でセリが行われ、査定額NO1が決まるシステム。
あなたは、そのセリの結果をみて「売るか売らないか?」を決めるのみ。
つまり、実質あなたが接触するのは1社だけ(電話連絡も1社のみ)でOKということになります。
しかも、査定依頼者(あなた)と買取業者の間にはユーカーパックが「仲介人」として存在するため、買取業者は直接依頼者へ連絡をとることは出来ません。
そもそも…
ユーカーパックは「依頼者(あなた)が売ると決めた買取業者」以外に依頼者(あなた)情報を渡さないので、しつこい営業が発生しようがありません。
以上より…
「買取営業を受けるなんて絶対にイヤ!」という人には【ユーカーパック】をおススメします。
ユーカーパックであれば、心穏やかに落ち着いて愛車を売ることができますよ。
★ユーカーパックHP★
一括査定サイトで大変な思いをした方に!ユーカーパックなら電話も査定も1社のみ。最大8000店が金額提示!
このように、「買取業者からの大量の電話」を避けたいなら、「車一括査定サイトを選ぶ」というのが最も有効な解決方法になります。
特に【MOTA車買取】と【ユーカーパック】ば鬼電対策として最強なので、「買取業者からの超絶しつこい電話営業」を避けたい人はこの2社を選ぶようにしましょう。
トラブル②:帰らない買取業者
車一括査定で起こりやすいトラブルその②は、【帰らない買取業者】です。
提示された査定額をみて「納得いかないから次!」って具合にサクサクと査定が進んで行けばいいのですが…
実際は、なんだかんだと理由をつけて即決を求めてくる買取業者がいます。
一括査定というのは「一度の申し込みで複数の買取業者から査定を受けることができる」システム。
利用者からすると非常に効率的で有益なシステムです。
が…
買取業者からするとどうか?
確かに、一括査定サイトは非常に人気があるので「査定の申し込み」は多数受注できます。
でも、ライバル業者(他の買取業者)も多いので買い取れる確率はそう高くありません。
しかも、買取業者は「査定の申し込み情報」を一括査定サイトから買っているので、「一件たりとも無駄にしたくない」と考えています。
結果、査定依頼者が「ちょっと考えます…」と即決を拒んだとしても…
- いくらなら売ってくれますか?
- これはあなただけの特別価格ですよ!
- 今決めてくれるならこの価格です!
っといった具合に、簡単には諦めて帰ってはくれないんですね。
私も、今の仕事(車屋さん)をする前にお客さんとして車一括査定で愛車を売ったことがありますが、「ここで買い取れないと給料が出ないんです!」と泣きつかれたことがありましたね…
査定員(買取業者)の給料は「歩合制」である場合が多いので気持ちはわからないでもないんですが、依頼者からしたら迷惑行為であることは変わりありません。
では、「買取業者が帰ってくれない」時はどうすればいいのか?
ズバリ…
「全社査定を受けて一番高いところに決めます」とはっきり伝える。
これでOKです。
対処法:「全社査定を受けて一番高いところに決めます」とはっきり伝える
「帰らない査定員対策」
言い換えると…
「即決を求めてくる査定員対策」は、「全社査定を受けて一番高いところに決めます」とはっきり伝えるということです。
「ちょっと考えて連絡します…」的な中途半端なことを言うと逆効果。
なんだかんだと理由をつけてしつこく言い寄ってくるので、はっきり伝えましょう。
車一括査定が高額査定につながる理由は「あい見積もり」がとれるから。
っということは、「即決をする」ということは「あい見積もりを放棄する」ということであり、「一括査定のメリット(高額査定)を捨てるってこと」になります。
査定員(買取業者)がどんなによさげなこと…
例えば、
- この価格は今だけの特別価格です!
- 上司から特別価格の許可が得られました!
- 他社さんには絶対無理な価格ですよ!
こんなことを言ってあなたの気を引こうとしても、車の査定で「即決は害しかない」ので決して受け入れないようにしましょう。
「即決を受け入れる」のであれば一括査定を使う理由がなくなります。
即決するなら「持ち込み査定」の方がマシ。
1社で完結するので、楽&効率的です。
「即決の害」については以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある人は参考にしてみてください。
買取業者は「他社に買い取られたくない」一心で「即決」を狙ってきます。
でも、もしあなたが「愛車を少しでも高く売りたい」と願うのであれば、勇気を持ってこう伝えましょう。
「全社査定を受けて一番高いところに決めます」
これで解決です。
ここまで言って帰らないのであれば、あなたが帰りましょう。
一括査定は自宅近くで受けるもの。鍵を返してもらって自宅に戻ってしまえばOKです。
トラブル③:契約後の減額
車一括査定で起こりやすいトラブルその③は、「契約後の減額」。
買取を仕事としている者としては「契約後の減額」なんて言語道断なんですが…
一括査定に限らず、車の買取ではちょくちょく発生しています。
車一括査定で起こるトラブルのなかで、比率としては低い方ですが、発生するととことんこじれるのがこのパターンです。
例えば…
あなたは車一括査定に申し込み、複数社の査定を受けました。
色々迷ったものの、最終的には「価格はそこそこ・感じの良かった買取業者」と売買契約。
「あぁ、愛着があった車だけどそれなりに高く売れてよかった。」
っと満足感に浸っているところに一本の電話が…
車を売った買取業者からです。
「あっ、〇〇さん(あなた)ですか?車を持ち帰って再度査定したところ修復歴が見つかりまして…すいませんが査定額を減額させていただきます!」
…
…
…
はい?
なんですと?
いやいや…
- プロの査定員が現車を確認して
- プロとして査定額を提示して
- 会社として契約書までかわして
持って帰ってもう一回確認したら査定がミスってたから減額しますですと?
確かに…
契約書の「下」の「すみ」の方に、「激烈小さな文字」で「減額の可能性」についての記載がある。
しかも、自分は契約書に署名もして押印もしてしまっていると。
とはいえ…
なんかハメられたみたいで正直納得いかないですよね?
「んなアホな?」って思うかもしれませんが、残念ながら大手買取業者でもちょくちょく発生しています。
じゃ、こんな悲惨で理不尽な事態におちいらないために、どうすればいいか?
結論…
査定依頼時に「修復歴の有無」「査定額の変更は無いですよね?」と確認をとることです。
対処法:査定時に「修復歴の有無」「査定額の変更は無いですよね?」と確認をとる
契約後の減額対策は、【査定時に「修復歴の有無」「査定額の変更は無いですよね?」と確認をとる】ってこと。
ようは、「あとだしジャンケンしないでくださいね」と念押しをするということです。
車の買取業者は、実質「2回」査定を行っています。
- 1回目は「売り手のところに出張査定した時」
- 2回目は「買取り契約を結んで車を自社にもって帰った時」
1回目の査定は、いわば「仮」の査定で、2回目が「本番」の査定。
なので、契約書にも「契約後、修復歴といった大きな価値低下の原因が見つかった場合は、査定額を変更する可能性があります」といった記載がされていることが多いんですね。
めっちゃ小さい、豆粒(まめつぶ)のような字ですが…
とはいえ…
売り手からしたらそんなことされたらたまったもんじゃありません。
だって「1回目の査定ってなんのためにやるの?」って思いませんか?
そこで、このような「理不尽な後だしジャンケン(契約後の減額)」をさせないために「見落としがないようにちゃんと査定してね」とくぎを刺す必要があるんですね。
それが「修復歴はないよね?」「減額とかないよね?」という質問です。
この一言を言えるかどうかで、トラブルが起こる可能性が大きく変わってきます。
契約後に減額される理由のほとんどは「修復歴」
なので、1回目の査定時に「修復歴の有無」をしっかり確認しておくだけで、契約後の減額の可能性を大きく低下させることができます。
でもこれだけだと、「修復歴以外の理由(冠水や車の不調)」を持ち出されて減額されかねません。
なのでもう一声、「査定額の変更は無いですよね?」っと追加で質問しておきましょう。
「修復歴はなしです、減額もありませんよ!」と言ってくれることはないと思いますが、こうしてくぎを刺すことで「より慎重に査定する」ようになり、契約後の減額のリスクが大幅に低下します。
もし「いや、それはもって帰ってみないと…」的な自信なさそうなことを言ってきたら?
その買取業者の査定額が仮に高かったとしても、参考程度にとどめておくようにするといいと思います。
プロが査定しておいて「修復歴の有無」もわからないなんて「力量がない」と言わざるを得ないですし、「査定額の変更はあるかも?」という買取業者は信頼できないですからね。
以上のように…
「契約後の減額」というトラブルを避けるためにも、査定には「修復歴ないですよね?」「あとで査定額の変更とかないですよね?」と質問するようにしましょう。
この一言をいう勇気が、トラブルの発生を防いでくれますよ。
トラブル④:法外なキャンセル料の請求
車一括査定で起こりやすいトラブルその③は、「法外なキャンセル料の請求」
「減額」と同じく発生頻度は低いですが、発生した場合はかなりの確率でもめます…
例えば…
あなたが、とある買取業者と愛車の売買契約を結んだとします。
でも、翌日知り合いから、「買取査定額より高値でいいからゆずってほしい」とのオファーを受けました。
あなたは慌てて買取業者に契約キャンセルの連絡を入れるわけです。
すると買取業者は、数秒の沈黙の後こう言い放ちます。
「キャンセル料は一律10万円になっております」
え?10万円?
確かに契約は結んだよ。
でも契約したのは昨日で翌日すぐにキャンセルしたわけだから、そんなに迷惑もかけてないでしょ?
なのに10万円ってなに?
そこで買取業者は追い打ちをかけるわけです。
「契約書にも明記されております」
確かに書いてあるんですね。
「減額」のトラブルと同様、契約書の端っこの方にちっちゃく…
そこで依頼人(あなたは)は、泣く泣く知り合いのオファーを断ることに。
せっかく高く売れそうだったのにね…
っと…
こうならないためにはどうすればいいのか?
結論。
「ちょっとそのキャンセル料は納得がいかないので〇〇に相談してみます。」
っと買取業者に伝えましょう。
「〇〇」に入るのが以下の二つ。
- JPUC(ジェイパック)
- 国民生活センター
だいたいはこの一言でキャンセル料の撤回や減額を提案してくれるはずです。
なにせ、JPUCや国民生活センターに相談されると、買取業者としての看板に傷がついてしまいますからね。
それに、詳しくは後程解説しますが…
そもそも「キャンセル料が一律10万円」というのが法外でぼったくりであることが多いからですね。
対処法:「JPUCや国民生活センターへ相談します!」と伝える
契約後の法外なキャンセル料の請求対策は「JPUCや国民生活センターへ相談します!と買取業者に伝える」こと。
トラブルは起きないことがベストですが、起きてしまったらプロの力を借りるのが安全で確実です。
相手はプロですから、こちらもプロの手を借りましょう。
実際、「キャンセル料」というのは「その時点で被っている実費分」が基本です。
よって、「一律10万円」的な、買取業者がキャンセルを防ぐために設けた「勝手な決まり事」には基本従う必要はないんですね。
「このキャンセル料には無理がある…」
ということは買取業者も知っているので、通常であれば「しかるべき機関に相談します」といった時点で何かしら対処してくれます。
「買い取った車の売り先が決まっている」といった場合はキャンセル料が有効な場合もあります。でも、誠意のある買取業者であれば、キャンセル料のの根拠を丁寧に説明してくれたり、キャンセル料を減額してくれることもありますよ。
が、しかし…
なかには、大した説明もなく莫大なキャンセル料を請求してくる買取業者もいるので、そんな時は迷わずプロに相談するようにしましょう。
★相談機関①:JPUC(ジェイパック)
JPUCというのは「自動車買取業界の健全化」のために設立された組織で、「買取りで生じたあらゆる問題」が相談できる「相談窓口」を設置しています。
JPUCに相談すると、「その件は、消費者契約法第〇条に触れている可能性があります」といった具体的なアドバイスを受けられるので、買取業者と話しをする際も非常に役に立ちます。
買取業者と話すにしても、「あんまりだ!」っといった感情的なことを言っても説得力がないので、そういう時にはJPUCのような組織に相談し「根拠ある反論」を教えてもらうと効率的に問題解決することができますよ。
JPUCに加盟(会員)している一括査定サイト運営企業・買取業者で起こったトラブルに関しては、JPUCが直接指導してくれることもあるので安心です。
*カーセンサーはJPUC会員企業
★相談機関②:国民生活センター
国民生活センターは、より幅広い問題(消費者紛争)を扱っているので、車の売買だけでなく消費者として困ったことがあれば積極的に活用していい組織だと思います。
実際…
車の売買に関する相談件数も多く、実例を交えた具体的なアドバイスがもらえるので、困ったときは積極的に活用したい機関ですね。
インターネットの普及で「評判」の拡散スピードが速くなっているので、風評を気にして「キャンセル料」に関して無理難題を言ってくる買取業者は激減しました。
でも、もし運悪くそういった買取業者にあたってしまった場合は、JPUCや国民生活センターといった組織を積極的に活用するようにしましょう。
大丈夫。
JPUCも国民生活センターもプロです。
親身に相談に乗ってくれますよ。
まとめ
さて今回は、「車一括査定を利用するときの注意点とトラブル対処法」についてお話ししてきました。
まとめると以下の通り。
- 「とりあえず相場確認」で使用しない
- 時間の余裕がある時に使う
- 「メールだけ」を信じない
- 地域によっては一括査定のメリットが活きないこともある
- 鳴りやまない大量の電話(通称:鬼電)
→対処法①:電話を無視しない
→対処法②:電話の少ない一括査定サイトを選ぶ - 帰らない買取業者
→対処法:「全て査定を受けて一番高い買取業者さんへ売る」と伝える - 契約後の減額
→対処法①:「修復歴はないですよね?」「減額は無いですよね?」と念を押す
→対処法②:査定を受ける際は環境を整え時間的余裕をもつ - 法外なキャンセル料の請求
→対処法:JPUC・消費者センターへ相談
本当に正直なことをいうと…
- 「自分に都合のいい話を信用しすぎない」
- 「一括査定サイトは目的にあわせて選ぶ」
この2点さえ間違えなければ、大半の問題は解消されます。
「しつこい電話」「帰らない買取業者」がネックになる人は、先ほど紹介した【MOTA車買取】【ユーカーパック】を選ぶだけで心安らかに愛車を売ることができるで、ぜひ試してみてください。
「車一括査定のトラブル回避にススメの一括査定サイト」
そして、「査定後の減額」や「法外なキャンセル料」というトラブルに関しては「速攻プロに相談」が正解。
相手(買取業者)はプロ…
もしトラブルが起こってしまった場合は、こちらも迷うことなくプロ(JPUCや国民生活センター)を頼るようにしましょう。
相手が、たとえ悪徳な買取業者だったとしても「あぁ…この人色々知ってそうだから面倒はやめておこう」と引き下がる可能性が高くなります。
自分だけで抱え込んでもいいことはありません。
頼るべきところは頼り、いち早く問題を可決してしまいましょう。
また、今回の記事で「やっぱり車の売却は怖いんだ…」と心配した人もいるかもしれません。
でも、実際は「しつこい電話」くらいはあるかもしれませんが、なにごともなく終わることがほとんどです。
なので、「一括査定を利用する際の注意点」は念のため確認したうえで過度に心配せず、まずは試してみることをおススメします。
大多数の人は、「なんだ、心配して損した!」って感じで車を売ることができると思いますよ。
是非お試しください。
っといったところで、今回はこの辺で。
最後までありがとうございました。