カモネギ店長です。
車を売ろうと思った時に気になるのが「車売るのにどれくらい時間がかかるの?」ってこと。
試しにググってみると…
「1時間でOK」「10分で終わります!」「1週間から10日が目安」と、どの情報も言ってることがバラバラ。
これじゃ、結局どの情報を参考にしていいかわかりませんよね?
っということで今回は…
- 「車を売るのには結局どれくらい時間がかかるの?」
- 「効率的に、なおかつ高く売るにはどうしたらいいの?」
このような疑問にご回答していきたいと思います。
「時間にこだわる人がおちいりがちなワナ」や「時間別のおススメ売却方法」も紹介するので、是非お楽しみに。
それでは早速始めていきましょう。
「先に結論を!」という人はこちらを参考にしてみてください。
■車の査定にかかる時間は長くて1時間程度
- 査定自体にかかる時間は1時間程度。
でもお金を受け取るまではもっと時間がかかる
■売り先の選定から車の売却・入金までにかかる時間
- 売り先選定:30分
- 査定依頼:5~30分
- 査定:30分~1時間
- 商談:5分~1時間
- 書類の準備:1~10日
- 入金:契約即日~10日
■車を売るまでの時間を短縮方法
- 方法①:持ち込み査定
- 方法②:一括査定(出張査定で持ち込む時間短縮)
- 方法③:査定しやすい環境を整えておく
- 方法④:必要書類をそろえておく
■【注意点】車を早く売りたい人がおちいりがちな罠
- ワナ①:即決して損をする
- ワナ②:査定する時間を制限して損をする
- ワナ③:同時査定で損をする
■【どうせなら高く売りたい】買取業者との商談のコツ
- コツ①:必ず「あい見積もり」をとる
- コツ②:即決をしない
- コツ③:他にも査定を受けることを伝える
- コツ④:欲張り過ぎない
■【時間別】おすすめの売却方法
- 【とにかく早く売りたい】持ち込み査定
- 【時間がかかっても高く売りたい】カーセンサー
- 【時間はそこそこ、できれば高く売りたい】MOTA車買取・ユーカーパック
目次
車の査定にかかる時間は長くて1時間程度
まずは、一番質問の多い「車の査定時間」について解説したいと思います。
買取業者に車を見てもらって実際に査定額を提示してもらうまでの時間ですね。
ズバリ、「30分~1時間」です。
「30分~1時間」と幅があるのは、車の種類や査定環境によって査定時間は変わってくるから。
例えば…
スズキワゴンRや日産デイズ、ホンダのフィットといった一般的な車であれば、だいたい30分程度で査定は可能です。
でも…
トヨタのクラウンやレクサス、日産フーガやスバルレガシィといった高級車(外車も含む)になると、査定ミスによるリスクや装備の多さから査定はより慎重になり、査定時間が1時間程度になることもあります。
また、査定環境も査定時間に大きな影響を与えます。
例えば…
陽が落ちて暗い中の査定になると、車の状態がよく見えないので査定時間は長くなりがち。
しかも、「よく見えない」ので査定の質は低下。
買取業者も査定ミスのリスクを考え査定額が消極的になります。
場所も重要。
車の査定は車の下面も確認するので、査定員は膝をついて下をのぞきこみます。
でも、場所が砂利道(じゃりみち)だったら?
私もたくさん経験がありますが、膝が超絶痛くて下面を見るのがイヤになりますね。
っということで、査定ははかどらず時間がかかってしまうことに。
このように、車の査定にかかる時間は「30分~1時間」程度ですが、車の種類や環境によって変わることをおぼえておきましょう。
売る車がレクサスなのに、時間がないからといって「30分以内に査定して!」なんて査定員に無理を言わないようにしましょうね。
「高値で売れる車なのに査定額が下がる…」ってことにもなりかねませんので…
売り先の選定から車の売却・入金までにかかる時間
車の査定自体は「30分~1時間」で完了します。
でも、車の売却には査定以外にもたくさんの工程があるので「1時間もあれば売却金が手元にはいる!」ってことではないので注意しましょう。
「うちに帰るまでが遠足」と同様、車の売却は「入金」して完了です。
つまり、「査定」は「売却先の選定から入金までの一つの工程に過ぎない」ということですね。
じゃ、入金までにどんな工程があって、それぞれどれくらいの時間がかかるか?というと…
以下の通りです。
- 工程①:売り先(方法)選定:30分
- 工程②:査定依頼:5~30分
- 工程③:査定:30分~1時間
- 工程④:商談・契約:5分~1時間
- 工程⑤:書類の準備:1~10日
- 工程⑥:入金:契約即日~10日
それぞれ簡単に解説します。
工程①:売り先(方法)選定:30分
車を売るには、まず「売り先(方法)」を決めないといけません。
車を売る方法は大きく分けると、「下取り」「持ち込み査定」「一括査定」などがあります。
これらは「車を売る目的」によって使い分けるのがベストですが、目的に合わない方法を選んで後悔している人を多く見かけますね…
まずは「下取り」
下取りというのは、「新しく車を買うお店で、今乗っている車を買い取ってもらう」方法です。
「持ち込み査定」「一括査定」に比べ査定額は劣りますが、新しい車が納車されるまで今の車に乗ることができるし、「車を買う」と「車を売る」が同時に同じお店でできるので非常に楽という特徴があります。
次に「持ち込み査定」
持ち込み査定では、評判や口コミ、ネット上の「買取店ランキング」なんかを参考にして、買取専門店や中古車販売店に車を持ち込んで査定をしてもらう方法です。
- 「評判の良いお店を自分で調べる」
- 「自分で買取店まで車を持っていく」
こういった面倒はあるものの、評判のいいお店にピンポイントでもっていけるので「下取り」より高値が付く傾向があります。
最後に「一括査定」です。
「車一括査定サイト」に査定を申し込むと、サイトと提携している複数の買取業者が出張査定してくれるので、車を持ち込む必要がありません。
買取業者は本気で買い取りたいと思っているので競争は熾烈(しれつ)。
買取業者からの営業の電話が多く対応が面倒な一方で、他の売却方法より圧倒的に高値が付く可能性があります。
今日車を売った。
— にっこ🌸日本にいても気分は台湾🇹🇼 (@nikko1017) February 17, 2021
予想以上の高値がついて大満足です。
一括査定は鬼電話かかってくるから躊躇していたけど、
複数見積もり取って、競り合ってもらうのが一番高値がつくことがわかった。
あとは、本気で売る時に査定を頼む。
中途半端な気持ちだと、あちらも本気を出してくれない。
いい経験でした
以上をまとめると以下の通り。
- ①下取り
・査定額は低いが、手続きが楽 - ②持ち込み査定
・買取店を探し車を持ち込む手間は多いが、下取りより高値がつきやすい - ③一括査定
・買取業者との打ち合わせが面倒だが、一番高値で売れやすい
このように、売り方によって結果が異なります。
なので、車を売る際は、まず「車を売る目的はなにか?」を確認し自分の目的にあった売却方法を選ぶようにしましょう。
個人的には一括査定をおススメします。
最近の一括査定は進化していて、「面倒はいや!」「早く売りたい」といった細かいニーズに対応した一括査定サイトもありますよ。
工程②:査定依頼:5~30分
売り先選定が終わったら、次は査定依頼です。
これまた「売り先」によって違いますが「5~30分」あれば終わりますね。
まずは「下取り」
下取りだと、新しく買う車の商談をしている間に査定をしてくれるので、正直あらためて依頼する時間は必要はありません。
あっても一声かけるだけ。
5分で十分ですね。
次に「持ち込み査定」
持ち込み査定の場合は、査定をしてもらう買取店や中古車販売店に連絡しスケジュール調整を行うので…
それで言っても10分もあれば十分だと思います。
最後に「一括査定」
一括査定の場合は「一括査定サイト」で査定申し込みをしますが、申込の際に車の情報や自分の名前や住所を入力する必要があります。
★カーセンサー★
一括査定サイトの場合は買取業者が出張査定してくれるので、事前にこちらの住所や車の情報を伝えておく必要があります。
(どのサイトも入力時間を「秒レベル」で記載していますが、さすがに無理です…)
他の売り方に比べこの点は面倒ですが、この手間があるからこそ査定額が高くなります。
以上を踏まえ、一括査定の場合は査定依頼に約30分というところでしょうか。
工程③:査定:30分~1時間
査定依頼が終われば、いよいよ査定です。
査定時間に関しては、先ほどもお伝えした通り「30~1時間」で終わります。
少しでも早く終わらせたい場合は「明るい時間に査定依頼」「事前に洗車をしておく」など、事前に「査定しやすい環境作り」をしておくといいですね。
査定員の印象も良くなり査定額に好影響を与える可能性もあります。
工程④:商談・契約:5分~1時間
査定が終われば査定額提示を受けます。
査定額に納得すれば即契約、5分で完了です。
査定額に納得がいかない場合は商談(交渉)開始。
交渉内容にもよりますが、長くても1時間以内でおわりますね。
これは「売り方」に関係なく言えることですが…
買取業者は商売上「できるだけ安く買い取りたい」と考えているため、1回目の査定額提示は「上限いっぱいの価格ではない」ことがほとんどです。
なので、どこで誰に売るにしろ、査定額にこだわるのであれば商談(交渉)することをおススメします。
下取りの場合は「新しく車を買うお店」との商談になるので、時間としてはさほどかかりません。
「車買うんだから、もう少しでいいから高く下取ってくれませんか?」と伝えて回答を待つ感じですかね。
本気で査定額を上げたいなら、「この価格なら他の買取業者もあたってみようかな…」といった感じでライバルの存在をちらつかせることで査定額が上がることもありますよ。
以上を踏まえ、下取りであれば商談時間は5~30分程度で完了します。
次に持ち込み査定と一括査定ですが…
持ち込み査定と一括査定の商談時間は「あい見積もりの数」によって変動します。
例えば持ち込み査定の場合…
気に入った買取業者が見つかってその1店舗としか商談しない場合は、下取りとおなじく商談時間は5~30分で十分だと思います。
ただ、高い査定額を狙って複数社から「あい見積もり」を取っている場合は、あい見積もりの数だけ商談数が増えるため、合計でかかる時間も増えていきます。
1社につき15分くらいですかね。
王道一括査定サイトのカーセンサーでは、1回の申込で約6社くらいの査定が受けられると言われています。そう考えると、一括査定の商談時間は「15分×6社」で1時間半くらいが目安になります。
工程⑤:書類の準備:1~10日
商談がまとまり契約が終われば、書類の準備にとりかかります。
車の売却は「契約をすれば完了」ではありません。
車検証の名義を変更して初めて売却(譲渡)完了となります。
そして、名義を変更するには複数の書類が必要になるんですね。
車は土地などと同じく資産なので「名義」があります。
車検証をみるとわかりますが、車検証のなかには「所有者」という欄があり、そこに記載されている人が「車を法的に所有している人」なんですね。
なので、車を売る場合は名義を買取業者に変更するために、名義変更の書類を準備する必要があるわけです。
この準備にかかる期間が、おおよそ1〜10日ですね。
例えば、車をローンで買っている場合、車検証の所有者が「ローン会社」になっている場合があります。
この場合は、書類の準備に約10日程度は必要になります。
ローンを完済すれば名義を自分に変更することができるのですが、名義変更はローン会社が勝手にやってくれるものではなく自分で申請して手続きをする必要があるため、多くの場合はほったらかしになっていることが多いです。
実際、私も買取の際に車検証を見せてもらいますが、ローン会社が所有者ってことはよくあります。
なので、もし名義が「ローン会社」になっている場合は、ローン会社に名義変更の書類を請求し、書類が到着するまで約10日程度待つ必要があります。
逆に、ローンなどを使わず現金一括で購入した車であれば、書類の準備は1日あれば完了します。
軽自動車であれば住民票。
普通車であれば印鑑証明と実印があれば終了。
住民票も印鑑証明書もコンビニで発行できるので準備は簡単。
ヘタしたら数分で準備できるレベルです。
なので…
車検証上の「所有者が誰か?」
この点は事前に確認しておきましょう。
そして…
もし、所有者が「ローン会社」になっている場合は、車を売る前に「名義変更の書類」をローン会社に請求しておくことをおススメします。
そうすれば、いざ車を売った時もスムーズに名義変更ができ、効率よく車を売却できますよ。
ちなみに…
「親から譲ってもらった車を売る」といった場合も要注意です。自分以外の名義の場合は、名義人から必要書類をもらう必要があるので、いろいろと準備に時間がかかる可能性がありますからね。
工程⑥:入金:契約即日~10日
ここまで大変お疲れ様でした。
売却の契約をして書類も揃えたら、あとは「入金」を待つのみです。
これまた売り先や契約内容・査定額によって違ってきますが、おおよそ「即日~10日程度」と考えておきましょう。
例えば…
持ち込み査定で「査定額が低い場合」は、即日入金(手渡し)になる可能性があります。
「1~10万円」くらいの商談だと、買取業者としてもあまり時間をかけたくないし、後日あらためて車の引き取りに来るとなると人件費や交通費なんかを考慮するとわりに合わなくなります。
そこで、「査定当日に支払いをすませ車も持ち帰る」ということがあるんですね。
これは持ち込み査定や通常の一括査定でも同じです。
それに対し…
ユーカーパックなどの「オークション系一括査定サイト」の場合は入金まで少し時間がかかります。
オークション系サイトの場合、サイト運営会社が売り手と買い手の仲介をするぶん、直接やり取りするよりも手間がかかってしまうんですね。
例えば、いざ契約が決まったとしても「買取業者が運営会社へ買取金を振り込む」「運営会社が売り手に振り込む」というように、ある意味手続きが「二度手間」になってしまうので、結果として入金まで10日程度かかってしまうことがあります。
ユーカーパック等の運営会社が「仲介役」を勤めることで、入金までの時間は確かに長くなります。
でもその一方で、一括査定最大のデメリットである「しつこい電話営業」を防ぐことができているので、結局は「どちらを優先するか?」という個人の価値観の問題になるかと思いますね。
補足しておくと、通常の一括査定や持ち込み査定で「ある程度の査定額」がついた場合は、契約から入金までは1週間程度と考えておきましょう。
また、下取りの場合は購入車両の金額と相殺されることがあるので「即日」とも言えますね。
車を売るまでの時間を短縮する方法
さて、ここまで車の売却にかかる時間についてお話ししてきましたが…
正直なはなし、、、
「結構時間かかるな…」というのが正直な感想じゃないですか?
そこで次は、車の売却にかかる時間の短縮方法について紹介したいと思います。
結論は以下の通り。
- 方法①:持ち込み査定で売る
- 方法②:一括査定で売る
- 方法③:査定のしやすい環境を整えておく
- 方法④:必要書類をそろえておく
一つずつ解説します。
方法①:持ち込み査定で売る
車の売却にかかる時間の短縮方法①は、「持ち込み査定で売る」ということ。
あくまで「早く売る」ことが目的になりますが、近場の買取店に持ち込むのが一番早い方法です。
事前に連絡を入れて持ち込めば「査定をしてくれない」ということはまずないですよ。
デメリットとしては「査定額が伸びにくい」ということ。
何度もお伝えしている通り、査定額を伸ばすには「あい見積もり」が必要で、買取業者間で競い合ってもらう必要があります。
その点、持ち込み査定は「1店舗の査定」なのでどうしても査定額が伸びにくくなってしまうんですね。
ではどうするか?
少し時間はかかりますが、
買取店ランキングやSNSの情報を参考に「評判のいい買取店」にピンポイントで査定を依頼するのも一つですね。
また、持ち込む前に買取相場を調べ、査定時に「他社の査定額は〇〇万円でした」と伝えて競争意識を刺激するのもいいかと思います。
どちらの方法も「あい見積もり」程の効果はありませんが、なにもしないよりは確実に査定額UPの可能性が高まるので試してみてください。
方法②:一括査定で売る(出張査定で持ち込む時間短縮)
車の売却にかかる時間の短縮方法②は、「一括査定を利用する」ということ。
一括査定と言えば「たくさんの業者と商談をするので時間がかかる」と思われがちですが、出張査定してくれる上に、査定日についてはこちらの要望をほぼ聞いてくれるので非常に効率的です。
車の査定と言えば基本「持ち込み査定」
つまり、査定を受けるため買取業者に持ち込む必要があります。
しかも、査定額UPを狙って複数社の査定を受けるのであれば、査定の数だけ車を運ばなければならないうえに、買取業者の都合が合わなければ「査定は数日後」といったこともよくあります。
その一方で、一括査定の場合は原則「出張査定」。
車を持ち込む必要はなく、ほぼ全社が依頼者のところまで来て査定をしてくれるので非常に効率的なんですね。
また、一括査定サイトの中でも一番提携買取業者数が多いと言われるカーセンサーでも、査定に来る買取業者は1案件につき平均6社程度。
また、「なんとかして買い取りたい」という買取業者ばかりなので、基本スケジュールは依頼者にあわせてくれます。
なので、たとえ査定数が多かったとしても、ちゃんと段取りすれば全社の査定を受けるにしても1-2日で十分対応可能なんですね。
カーセンサーであれば「査定を受ける数」を選べる機能があるので、一括査定サイトでさっさと売ってしまいたい場合は利用するといいですね。
一方で、一括査定サイトには「買取業者からの大量の電話」というデメリットも存在します。
一括査定に参加する買取業者は、サイトに参加費用を払っているので、費用を無駄にしないために必死に連絡してくるんですね。
ちょっと気になったから軽い気持ちで車の買取査定をネットで一括査定できるやつに申し込んだら引くほど営業電話かかってきたので1つも出ずに着信拒否した。申し込んだ瞬間から嵐のように電話鳴りはじめてめっちゃ怖かった…。気をつけよう…。 pic.twitter.com/djbKy8FfMv
— うどんくん (@otaketiyo) May 20, 2019
昼夜を問わず電話がなることも。
コールを無視しているとあっという間に着信が数百件を超えることもあるので注意が必要です。
じゃどうすればいいのか?
結論は…
「電話を無視しない」
ってこと。
先ほどもお伝えした通り、「しつこい電話」と言っても所詮は数社です。
ちゃんと対応すれば数十分で終わるので、着信を無視せずに対応するようにしましょう。
車一括査定は電話しつこいって聞いてたけど別に普通に対応してればすぐ終わったわ
— ゆおめ🪐 (@yuomen09) March 19, 2019
あと、時間に余裕がある時に申し込むようにしましょう。
忙しい時に申し込むと、電話がかかってきても対応できず着信履歴が積みあがることになります…
こうなると着信履歴を見るだけでもストレスになりますからね。
方法③:査定しやすい環境を整えておく
車の売却にかかる時間の短縮方法③は、「査定しやすい環境を整えておく」ということ。
査定環境が悪いと30分で終わる査定が1時間かかったりします。
しかも、環境の悪い状態での査定は精度が低くなるため、査定員も自信を持った査定額提示、つまり高額査定が出しにくくなります。
査定環境として好ましいのは以下の通り。
- 環境①:明るい(朝~夕方前)
- 環境②:天気(晴れorくもり)
- 環境③:洗車・清掃(汚いと状態確認が困難)
- 環境④:舗装された場所(砂利道だと膝が痛い…)
なにより暗い環境では査定はできません。
試しに、夜中にボンネットを開けてエンジンルームを見てみてください。
完全な闇です…
ライトをあてたところで奥の方が陰になって見えなかったり、光の角度を変えたら視界が狭まって正確に周辺の状態が確認できなくなったりもします。
天気も重要。
査定は外装の塗装状態を手掛かりに修理箇所や修復歴を見つけ出していきます。
それが雨粒だらけでよく見えなかったとしたら?
査定がはかどるわけがありませんよね?
「洗車をしているか?」「清掃をしているか?」も同じ理由。
洗車・清掃をしていなければ車の状態を効率的に正確に把握することができません。
以上より…
天気は晴れ・もしくは曇りの日を選びましょう。
真夏であればまだ暑くない朝や陽が落ちる前の夕方くらいがいいですね。
そして、査定前の洗車・清掃は怠らないことが大切です。
あとできれば…ですが、査定場所は舗装された場所が好ましいです。
「砂利の駐車場」とかだと、査定員が地面に膝をつくのが非常に大変になります。
査定員もプロなので、痛みに耐えつつ膝をついて査定しますが…
痛みのあまり査定に全力集中できなくなり査定の質が落ちる可能性がありますからね。
自分の都合はあると思いますが、より効率的な・より効果的な査定を受けたければ「相手の事情」に配慮し「査定環境」にはこだわるようにしましょう。
車の売買は相手がいてこそ。
このちょっとした気遣いが査定結果を大きく変えてくれますよ。
方法④:必要書類をそろえておく
車の売却にかかる時間の短縮方法④は、「必要書類をそろえておく」ということ。
「工程」のところでも触れましたが、車をローンで買った場合や他人から譲り受けた場合は、「車検証の名義が誰か?」を確認しておきましょう。
車の売買は契約ではなく、名義変更の書類を提出して完了します。
どんなに効率的に査定を受けても…
どんなに効率的に契約を結んでも…
車の名義変更を行う書類がないことには車の売却は完了できません。
私の苦い経験ですが…
査定をして契約もいただいていざ書類をと思ったら、まさかの「入院中のお父様の車」だったということがありました。
当時はまだコンビニで印鑑証明の発行なんてできなかったので、書類を集めてもらうのが本当に大変で日数もかかりましたね…
なので…
車を売ろうと思ったら、まず最初に車検証の名義を確認すること。
自分名義であれば、「軽自動車なら住民票」「普通車なら印鑑証明」を取得しておきましょう。
名義がローン会社であれば、速攻ローン会社に名義変更の書類を請求することを忘れないように。
車は資産です。
ちゃんと必要書類がそろってないと売却できないので、スムーズな取引をしたい人は必ず必要書類を確認するようにしましょうね。
ちなみに、車検証記載の住所から2回以上引っ越しをしている場合は他にも書類が必要になります。
詳しく知りたい人は「お問い合わせ」ください。
アドバイスさせていただきますよ。
【注意点】車を早く売りたい人がおちいりがちな罠
さて次は、「車を早く売ろう」とする人がハマりがちな罠があるので、何個か紹介したいと思います。
この罠にハマるとだいたい損をするので要注意です。
車を早く売りたい人がおちいりがちな罠は以下の通り。
- ワナ①:即決して損をする
- ワナ②:査定する時間を制限して損をする
- ワナ③:同時査定で損をする
ワナ②:査定する時間を制限して損をする
ワナ③:同時査定で損をする
さくっと解説します。
ワナ①:即決して損をする
車を早く売りたい人がおちいりがちな罠①は、「即決」です。
もちろん「即決」した方が早く売却できます。
でも、何社かあい見積もりをとった場合に比べると査定額は確実に低くなりますね。
これは価値観や目的の問題もあるので「絶対やってね!」とはいえないのですが、できれば「最低3社」はあい見積もりをとってほしいです。
1社の査定につき1時間と考えると…
3社査定を受ける場合「即決(1社の査定)」に比べると余計に2時間必要になりますが、そのぶん査定額が上がる可能性が大いにあるからです。
仮に、2社追加で査定を受けて、結果10万円査定額が伸びたとしたら「時給5万円の仕事」です。
仮に2万円しか伸びなかったとしても「時給1万円の仕事」ですよ。
悪くないでしょ?
一括査定は特にですが、買取業者は必ず「即決」させるような誘い文句を投げかけてきます。
例えば…
上司に交渉してようやく許可もらった特別価格ですよ!
これは今だけの特別価格です!
他社さんには無理な価格ですね!
等々…
でも、「即決」を狙うということは「他社に査定されたくない」ということであり、つまりは「他社に負けるかもしれない」ということでもあります。
なので…
2時間程度追加で時間を準備できる人は、ぜひ「あい見積もり」をとるようにしてください。
それだけで査定額は大きく変わってきますよ。
ワナ②:査定する時間を制限して損をする
車を早く売りたい人がおちいりがちな罠②は、「査定時間をケチる」です。
「早く売りたい」気持ちはわかりますが…
査定時間をケチると査定の質が落ち、査定額も低下します。
数十分をケチって数万円を捨てるのはもったいないですよね?
先ほど「査定環境を整えた方がいいよ!」という話しをしましたが、「査定時間を確保する」ことも同様に大切です。
査定時間を制限されると細かな部分まで車両状態を確認できなくなるので、査定内容に自信がもてなくなり、結果査定額も消極的になってしまいます。
査定時間は長くても1時間程度。
査定時間をケチっても短縮できるのは30分程度。
たかだか30分程度を短縮するために、数万円レベルの査定額低下のリスクを負うのは割に合わないですよね?
なので…
査定時間はケチらないようにしましょう。
最低でも40分。
できれば「1時間程度」は確保するようにしましょうね。
査定時間をケチると、車買取最大のトラブルである「契約後の減額」問題が発生しやすくなります。トラブルを避けるためにも査定時間には余裕を持つようにしましょうね。
ワナ③:同時査定で損をする
車を早く売りたい人がおちいりがちな罠③は、「同時査定」です。
時間的には確かに短縮できますが…
査定額的に考えるとあまりおススメしていません。
同時査定というのは、「複数社に同じ時間・場所に来てもらって同時に査定をしてもらう査定方法」のことを言います。
通常、複数社から「あい見積もり」を取る場合、査定の数だけ車を持ち込み、それぞれで査定を受けなければいけません。
しかし、同時査定であれば複数の回答業者が一度に集まって査定をしてくれるので、時間的には大幅に節約できるというメリットがあります。
一括査定でも使える方法です。
営業電話をかけてきた買取業者に対し「同じ査定日・同じ査定時間・同じ査定場所」に設定するだけ。
あとは、それぞれの買取業者が勝手に査定をしくれるので、非常に効率的なんですね。
また、複数社が査定額を提示し合うため「セリ効果」が働き査定額も上がりやすいと言われていました…
が…
が…です。
最近ではあまり通用しなくなってきています。
理由は、買取業者同士が談合するから。
買取業者の担当者というのは、通常エリアで決まっています。
なので、各社の買取担当者は顔なじみであることが多いんですね。
例えば、同じ地区で2件査定依頼が発生すれば、2件ともで買取担当者同士が顔をあわせることもあるわけです。
そんな状況で、いつも査定額を競い合っていたらどうなるか?
資金力のある買取業者としては、買い取れるものの他社と競い合うため査定額は高くせざるをえなくなります。
一方、資金力のない買取業者はいつも買い取れないということに…
これって両者(買取業者)にとって、あまり良い状況ではないですよね?
で、買取業者はどうするかというと?
今回は譲るからさ?次回は買い取らせてよ。
OK。
それなら、今回は〇万円くらいで買いたいから、ちょい下で提示してよ。
こんな感じで裏で話しをあわせ、結果、安い査定額で買い取ってしまいます。
なので…
時間効率を重視するのはわかりますが、できれば同時査定ではなく別々で査定を受けることをおススメします。
査定額は大きく違ってくると思いますよ。
とはいえ…
みんながみんな談合するとは限らないので、同時査定でセリ効果が働く可能性もあります。
なので「なんとなく1社へ持ち込み査定を依頼する」のであれば、一括査定サイトに申し込んで同時査定を依頼、時間短縮&高額査定を狙うのもありですね。
【どうせなら高く売りたい】買取業者との商談のコツ
さて、ここまでは「車を売ることと時間の関係」についてお話ししてきましたが、なんだかんだ言って…
できれば高く売りたいですよね?
っということで…
次は「どうせなら高く売りたい人」におススメの「商談のコツ」を3つに絞って紹介したいと思います。
結論は以下の通り。
- コツ①:必ず「あい見積もり」をとる
- コツ②:即決をしない
- コツ③:他にも査定を受けることを伝える
- コツ④:欲張り過ぎない
サクッと解説します。
コツ①:必ず「あい見積もり」をとる
車を高く売るためのコツ①は、必ず「あい見積もり」をとるということ。
買取業者も商売ですから、原則「安く買い取りたい」と思っています。
なので、競争相手がいなければ当然低い査定額しか提示してきません。
とはいえ、今回のテーマは「時短」。
なので、セリ効果が働き高く売れる最低限のあい見積もり数…
「最低3社」を目安に「あい見積もり」をとることをおススメします。
具体的な方法でいうと…
一括査定サイトのカーセンサーやMOTA車買取を使うことで効率的に「3社」からあい見積もりをとることができます。
カーセンサーは最大規模の一括査定サイトなので、普通に査定申し込みをすると「3社とはいわず」たくさんの買取業者から「これでもかレベル」で査定アポ(しつこい電話営業)の連絡が来ます。
しかし、カーセンサーには「買取業者を選ぶ(絞り込む)機能」が備わっているので無駄を省くことが可能なんですね。
★カーセンサー一括査定申込みページより★
次に、MOTA車買取。
これまた一括査定サイトなんですが、MOTA車買取はそもそも「最大3社」からしか査定依頼が来ないシステムになっています。
しかも、その独自のシステムにより「しつこい電話営業」を回避しつつも「セリ効果」がしっかり働き高額査定も目指せる、いわば一石二鳥の一括査定サイトです。
MOTA車買取については以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある人はチェックしてみてください。
コツ②:即決をしない
車を高く売るためのコツ②は、「即決をしない」ということ。
「時短のために1社しか査定を受けない!」という場合でも即決は厳禁です。
最初の査定額提示から限界価格を提示してくる買取業者はまずいないからですね。
先ほどもお伝えした通り、買取業者は「できるだけ安く買いたい」と考えています。
なので、最初から「MAX限界価格」を提示してくることは…
まずありません。
つまり…
査定を受ける買取業者が1社であれ複数社であれ、即決してしまうことは「損をする」ということになるので、もし買取業者が即決をせまってくることがあれば、、、
「思ったより安いですね…ちょっと検討します。」と渋い顔をするようにしましょう。
これだけでも効果がありますよ。
買取業者は、ほぼ間違いなく…
「この査定額は相場通りですよ!」「今だけの特別価格ですよ!」といった感じで即決を求めてきますが、まともに受け取らないようにしましょう。
「納得していない」姿勢を見せることで、買取業者も妥協点を探して査定額を上げてくる可能性は大いにありますから。
コツ③:他にも査定を受けることを伝える
車を高く売るためのコツ③は、「他にも査定を受ける予定があることを伝える」ということ。
「即決しない」につながることですが、例え査定を受けるのが1社であっても「他にも査定を受ける予定がある」と伝えるようにしましょう。
競争相手の存在をちらつかせることで、多少なりとも査定額に好影響がでます。
買取業者にとって「競争相手がいる」ということは、提示額が低いと他社に買い取られてしまう可能性があるということです。
しかも、自分が先出し(先に査定額を提示)の場合、査定額が低すぎるとダシに使われる可能性もあるので、それなりに頑張った査定額を提示せざるをえなくなります。
例えば、最初に査定に来たA社の査定額が低くて、次にB社が来た場合。
B社は、「A社の査定額は低すぎですね!ありえないなぁ…うちなら〇万円UPでOKです!」といった感じで、A社をネタにしてB社は好印象を得るわけです。
たとえB社の査定額が相場に対して低かったとしても…です。
でも、こういうことを言うと次のような意見もでてきます。
でも、どうせ後出しの方が有利なんだから…
A社は「高めの査定額を提示しても、どうせちょっと上の査定額で買い取られるしなぁ」って考えるんじゃない?
なにを言っても無駄な気がするけど…
確かに一理あるのですが、こういう場合の対処法として次の一言を買取業者に伝えるようにしましょう。
つまり…
「ある程度高い査定額だったら、あとでもう一回連絡します」
つまり、「今高い査定額を提示してくれたら、たとえ他社さん(B社)の方が高かったとしても再度査定額提示してもらう機会をつくりますよ」ということ。
このように「第二回戦の可能性」を伝えることで、査定額を先出ししないといけない買取業者も最初からある程度の査定額を提示してくれるようになります。
ぜひお試しください。
コツ④:欲張り過ぎない
車を高く売るためのコツ④は、「欲張り過ぎない」ということ。
「少しでも高く売りたい」からと…
買取業者に無理難題、ガッツくのはNG。
あい見積もりを取って適度に交渉したら気持ちよく契約しましょう。
お互い気持ちよく契約することで、不要なトラブルが発生するのを回避できます。
買取査定をしているといろんなお客さんに出会います。
- 車業界に詳しい人
- 車業界にうとい人
- 明らかに威圧的な人
- 「そこまでしなくても…」というくらい低姿勢な人
などなど…
そんななか、買い取る側が一番警戒するのは「しつこく無理難題言ってくる人」です。
この手の人と契約すると、後々トラブルが発生するので、買取を断ることもあります。
例えば、「契約する」と口頭で約束したのに、いざ契約になったら「(査定額の)端数繰り上げてくれない?」と言ってきたり…
契約したのに「他社さんがもうちょっと高い値段言ってきたからあわせてくれない?」と言ってきたり…
この前は「ついでだからタイヤも買い取ってよ!買い取れないならキャンセルするかも」とか言われましたね…
もちろん、タイヤだけでなく車の買取もお断りしました。
これを受けたら、次に何を要求されるかわかりませんから…
車に限らずですが…
「モノの売買は相手がいてこそ成り立つ」ものです。
その意味では、売る側も買う側も対等。
過度に「お客様意識」が強すぎると、その態度が買取業者に警戒心を持たせ契約自体を台無しにしかねません。
なので…
適度な交渉は必要ですが過度な要求は避けるようにしましょう。
警戒されるだけならともかく、「ヤバい客」認定され逆に契約を拒まれる可能性もありますよ。
【時間別】おすすめの売却方法
「車を売るまでの時間」を意識した、スケジュール別おススメの車売却方法を紹介したいと思います。
「とにかく早く売りたい」
「時間はかかってもいいから高く売りたい」
「時間はそこそこで、できれば高くうりたい」
こんな要望にあった売却方法を紹介します。
結論は以下の通り。
- 【とにかく早く売りたい】
→持ち込み査定 - 【時間がかかっても高く売りたい】
→カーセンサー - 【時間はそこそこ、できれば高く売りたい】
→MOTA車買取・ユーカーパック
簡単に解説します。
【とにかく早く売りたい】持ち込み査定
「とにかく早く売りたい」という人は、持ち込み査定が一番手っ取り早いです。
近場の買取店や中古車販売店に連絡し持ち込めば、査定額次第(数万円)では即日販売することも可能ですね。
デメリットとして「査定額が低くなりがち」とういう欠点がありますが、「思ったより安いですね…」「他店の査定も受けてみようかな…」的な話しをすると、多少は査定額をあげてくれる可能性もあるので試してみましょう。
「査定にも多少こだわりたい」ということであれば、一括査定サイトを使って同時査定という手もあります。
「絶対おススメですよ!」とは言えませんが、普通の持ち込み査定をするより効率的で高額査定が期待できる方法ですね。
【時間がかかっても高く売りたい】カーセンサー(一括査定サイト)
「時間は気にしない!とにかく高く売りたい」という人は、断然カーセンサーがおススメです。
他の一括査定サイトに比べ提携買取業者数が圧倒的で、高額査定に必須な「あい見積もり」が簡単に大量に取れるため査定額も高くなる傾向にあります。
唯一「買取業者からの電話営業が面倒…」というデメリットはありますが、対策を準備していれば大丈夫。
以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
【時間はそこそこ、できれば高く売りたい】MOTA車買取・ユーカーパック
「時間はまぁ早いに越したことはないけど…できれば高く売りたい」という人は、MOTA車買取やユーカーパックを利用するといいでしょう。
MOTA車買取・ユーカーパックは「オークション制」の一括査定サイトなので、カーセンサーのように大量の買取業者相手から個別に査定を受ける必要がありません。
よって、あい見積もりを取りつつ時短もできるんですね。
「オークション制」というのは、「車の情報を買取業者に提供しセリを行う」というシステムのことを言います。
★ユーカーパックのシステム★
つまり、売り手としては「車両情報」さえ提出してしまえば、あとはオークションの結果をみて売るかどうかを決めるだけ。
個別に査定を受け商談する必要がないので、大幅な時短ができるというわけです。
MOTA車買取は、高額査定を目指すためオークションのあとに「セリの上位3社」による再査定があります。
よって「最大3社」ではありますが買取業者から直接査定を受ける必要があるので、査定額が高くなる可能性がある反面、ユーカーパックよりは少し時間がかかるかもしれません。
このように…
「ゆっくりはできないけど、査定額にもこだわりたい」という人にはユーカーパックやMOTA車買取がおススメです。
今ある車売却方法のなかでは一番バランスのいい方法ですね。
Q&A
最後に、「早く車を売りたい」という人からよく受ける質問と回答を紹介したいと思います。
「効率」を求めすぎることで「損」をすることがないよう、ぜひチェックしておいてくださいね。
- 質問①:査定一件目で希望価格を超えたので売ってしまっていいですか?
- 質問②:面倒は嫌なので同時査定を依頼しようと思います。どうでしょうか?
- 質問③:時間のあまりかからない一括査定サイトを教えてください。
質問①:査定一件目で希望価格を超えたので売ってしまっていいですか?
「早く車を売りたい」という人からよく受ける質問①は、「査定一件目で希望価格を超えたので売ってしまっていいですか?」というもの。
結論、査定額を重視するのであれば「NO」です。
買取業者は原則「できるだけ安く買い取りたい」と考えています。
なので、いきなり「限界の最低額」を提示することはありません。
ましてや、持ち込み査定のような「競う相手がいない状況」では、絶対と言っていいほど低い査定額を提示してくるので、査定額にこだわるのであれば一件目(最初の査定額提示)で決めてしまわないようにしましょう。
また、「希望価格=査定額が高い」ではないことにも注意が必要です。
ここ、めちゃくちゃ重要ですよ。
査定額の評価は買取相場に対して高いかどうかで決まるので、買取相場を知らない状況で査定額を評価することはできないんですね。
例えば…
希望価格が10万円で買取相場が20万円とします。
この状況で買取業者が15万円の査定額を提示してきたら?
希望額を超えているので査定額が高いと言えるか?ってこと。
5万円損をしているのに…
とはいえ、買取相場を正しく把握するのはプロでも難しい事です。
じゃ、どうすればいいか?
答えは「あい見積もりをとる」ということ。
買取相場付近で売りたいなら、最低3社は欲しいですね。
「あい見積もり」をとり買取業者を競わせることで、自然と査定額が買取相場に近づいていきます。
あとは、一番高い業者を選ぶのみ。
確かに1社のみの査定より数時間余計にかかりますが、このひと手間で数十万円の差が出ることも珍しくありません。
なので…
「早く売りたいけど…査定額もこだわりたい」という人は「即決」しないようにしましょう。
3社でOK。
「あい見積もり」が最終的な査定額を大きくかえてくれますよ。
質問②:面倒は嫌なので同時査定を依頼しようと思います。どうでしょうか?
「早く車を売りたい」という人からよく受ける質問②は、「面倒は嫌なので同時査定を依頼しようと思います。どうでしょうか?」というもの。
やり方によっては効率的な方法です。
時間も短縮できますし、セリ効果で査定額も上がる可能性があります。
ただ、通常の一括査定より査定額が下がるリスクがある点も頭に入れておきましょう。
複数の買取業者を「同時間・同場所」に呼んで査定してもらうのが「同時査定」
確かに個別に査定してもらうより手間が省けて楽なんですが、業者同士は顔なじみであることが多いので「談合」が発生する可能性があります。
談合が発生すると「あい見積もり効果」が発揮されないので、結果的に査定額も伸びなくなります。
もちろん、「絶対に談合する」とは言えません。
でも、そのリスクはあるので…
もし、「数時間くらいなら余裕がある」という人は個別に査定を受けることをおススメします。
詳しくは以下の記事でも解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
質問③:時間のあまりかからない一括査定サイトを教えてください!
「早く車を売りたい」という人からよく受ける質問③は、「時間のあまりかからない一括査定サイトを教えてください!」というもの。
結論、カーセンサーで「買取業者の数を絞る機能」を利用しましょう。
一括査定サイトの王様であるカーセンサー。
カーセンサーには他サイトには見られない「買取業者を絞り込む機能」が搭載されています。
この機能を使うことで、大量の査定を受ける必要がなくなるうえに、複数社選ぶことで「あい見積もり」もちゃんととれます。
つまり、「時短&査定額UP」の効果を得ることができるんですね。
注意点は「絞り過ぎない」ってこと。
「どんな買取業者を選べばいいか?」については、正直そこまで神経質になる必要はありません。
理由は、あい見積もりをとれば自然と査定額はあがっていくものだからです。
もし「悩んで選べない!」ってときは「買取業者ランキング」等を参考にしてみるのもありですね。
あと、MOTA車買取を利用するのもおススメです。
MOTA車買取は「オークション制」「現車確認方式」をMIXした独自のシステムで、「高額査定を出す可能性の高い買取業者」を最大3社選んでくれます。
あなたは、その3社の査定を受け気に入った買取業者を選ぶのみ。
「自分で買取業者を絞り込めない…」という人はMOTA車買取を利用するといいですね。
まとめ
今回は、【車を売るのに必要な時間とは?売り先選びから入金まで詳しく解説】をテーマにお話ししてきました。
まとめると以下の通り。
■車の査定にかかる時間は長くて1時間程度
- 査定自体にかかる時間は1時間程度。
でもお金を受け取るまではもっと時間がかかる
■売り先の選定から車の売却・入金までにかかる時間
- 売り先選定:30分
- 査定依頼:5~30分
- 査定:30分~1時間
- 商談:5分~1時間
- 書類の準備:1~10日
- 入金:契約即日~10日
■車を売るまでの時間を短縮方法
- 方法①:持ち込み査定
- 方法②:一括査定(出張査定で持ち込む時間短縮)
- 方法③:査定しやすい環境を整えておく
- 方法④:必要書類をそろえておく
■【注意点】車を早く売りたい人がおちいりがちな罠
- ワナ①:即決して損をする
- ワナ②:査定する時間を制限して損をする
- ワナ③:同時査定で損をする
■【どうせなら高く売りたい】買取業者との商談のコツ
- コツ①:必ず「あい見積もり」をとる
- コツ②:即決をしない
- コツ③:他にも査定を受けることを伝える
- コツ④:欲張り過ぎない
■【時間別】おすすめの売却方法
- 【とにかく早く売りたい】持ち込み査定
- 【時間がかかっても高く売りたい】カーセンサー
- 【時間はそこそこ、できれば高く売りたい】MOTA車買取・ユーカーパック
車は「人生2番目に大きな買い物」と言われるほど大きな資産なので、売る時もそれなりに時間がかかってしまいます。
でも、一方でちょっとした工夫で時短することも可能。
さらに、もうひと手間加えるだけで「時短しつつ高く売る」ことも可能なんですね。
なので…
車を「早く、高く売りたい!」という人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
「何となく査定に出す」より、確実に早く・高く車を売ることができると思いますよ。
以上、今回はこのへんで。
最後までありがとうございました。